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マレーシアGP フランチェスコ・バニャイア「この瞬間を楽しんでいきたい」

フランチェスコ・バニャイアは、スペインでの災害に心を痛めつつも、早期の復旧を願っている。タイGPでの作業を例に挙げ、今週末も最善を尽くす決意を表明し、土曜日の課題を改善してポイント獲得に注力すると語った。タイトル争いではホルヘ・マルティンが有利な位置にいるが、バニャイアは自分が追う立場として、プレッシャーを楽しみながら全力で挑む意向を示している。

最終戦のバレンシア開催については、現地の状況を鑑みて開催は適切でないとし、ドルナが公正な決定を下すことを期待。ムジェロなどの候補地にも触れつつ、状況を見守る姿勢を示した。

フランチェスコ・バニャイア

「今スペインで起きている災害に心を痛めています。昨年もイタリアで同様の災害が発生しました。一刻も早く良い状況になることを祈っています。重要なことはタイGPと同様に可能な限り良い作業を行っていくことが重要です。土曜日に行った作業内容で何が問題であったかは理解していますので、これを改善していきます。可能な限りのポイントを獲得していきます。」

「最も重要なことは雰囲気だと思います。通常、バレンシアでの最終戦はパーティーのようなものです。しかし今の状況で最終戦を開催するのは適切ではないでしょう。バレンシアでレースを開催するのは適切ではないと考えます。もし自分がこの意思決定をするのであれば、バレンシアで最終戦を開催することはしません。ドルナが決定をすることですから、良い選択、フェアな選択をしてくれるでしょう。」

「多くのオプションがあると思います。今の時点で自分の口からはどこのトラックがいいとお伝えすることは難しいです。ドルナの決定を待ちましょう。アッセンは得意ですが寒いでしょうから、ムジェロなどがいいのかもしれませんね。最終戦が中止になるとしたらフェアではありませんが、自分はそれを決定する立場にありません。」

「昨日は特別なPVを撮影して楽しみましたが、プレッシャーは常にありますが、この状況を楽しんでいます。ポイントを失うわけにいきませんが、同時にスピードを発揮する必要があります。チャンピオンシップにおいてはホルヘのほうが有利ですが、昨年は自分が同じ状況でした。その当時はより落ち着いて挑む必要がありました。今はこの瞬間を少しでも楽しんでいきたいと思っています。」

「今回のレースの結果次第ではチャンピオンシップ争いは終わってしまいますが、結果はどうなるかわかりません。ホルヘが優勝を2回するかもしれませんし、結果は今から予想は出来ないでしょう。」

「今シーズンは特にタイヤの改善が進んでいます。新しいケーシングは本当に素晴らしくてタイムの改善が著しい状況です。今回ミシュランが持ち込んでいるのはセンター部分が少しハードなものですから、タイムがどうなるかは見ていきます。」

「自分の場合は現在の状況においてポイントを追いかける立場ですので、プッシュをしていく必要があります。17ポイントですから、ミスは出来ません。アタックするにはスロットルを開ける必要がありますから、2つのレースでギャップを縮めていく必要があります。今週末の結果次第では最終戦に10ポイント以下の差で挑める可能性もありますから最大限を尽くします。」

「自分達のチームも落ち着いて過ごしていますが、今までもこうした状況を経験していましから、どうやってアプローチをするかわかっています。ガレージの雰囲気はいつも落ち着いていますね。」

「毎年クレイジーなことが起きますよね。昨年は91ポイントビハインドだった状況もありましたし、良い状況に向かうこともありながら、バルセロナの転倒で多くのポイントを失いましたし、フィジカル面でもダメージがありました。メンタル面でも影響はありましたね。」

「今シーズンは素晴らしいスピードがあり、15勝もしています。ポテンシャル、スピードもありますが、少し不運な状況もありミスもありました。ミスが無ければおそらく70、80ポイントは多く獲得していたかもしれません。こうしたことは考えても仕方ありません。」

(Photo courtesy of Ducati)

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