今回で最高峰クラス300戦目を迎えたロッシ選手。序盤からトップで走行し、最終的には3位でレースを終えました。レース後半でのタイヤの摩耗に苦戦することがなければ、さらなる上位を目指すことが出来るでしょう。

Q

「バレンティーノ、300戦目を祝うにはほとんど完璧と言えるレースでした。ここで勝利をするために全てをかけて戦ったということで、よく眠れるのでは?」

イギリスGP3位 バレンティーノ・ロッシ

「確かにいいレースでしたから満足しています。素晴らしいスタートから良いレースが出来ました。常にフロントで走行出来ましたし、ミスをしないでフロントで走行が出来ましたからね。20周のレースを実に楽しむことが出来ました。MotoGPでの300戦目を祝うには最高の形になったと思います。最終ラップではリアタイヤの摩耗に苦しむことはわかっていたんですが、不満は残りますね。とは言え、今週末はこの部分に関して大きく改善出来たと思っています。優勝したければさらに改善していくことが必要ですが、いずれにしても良い週末だったと言えるでしょう。」

 

Q

「ドヴィツィオーゾ、そしてソフトを履いていたビニャーレスとの違いは何だと思いますか?」

バレンティーノ・ロッシ

「3つのコンパウンドは非常に似ていると思います。ただソフトを履いていたら良いレースが出来たかというと、それはわかりません。ただビニャーレスと比較してリアタイヤの摩耗には苦しんだと言えるでしょう。勝利を目指して作業が必要ですね。」

 

Q

「ホンダのマルケスのエンジンがブローしたことで、まだまだチャンピオンシップ争いに参加出来ると言えるのではないでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「26ポイント差というのは大きなポイント差ではありませんが、自分は現在チャンピオンシップ4位です。そして前を走る3人は非常に強力なライダーです。もちろんチャンピオンシップ争いに加わりたいと思います。ただ、チャンピオンシップ争いに参加するには、最終ラップを改善する必要があります。」

 

Q

「最終ラップまでタイヤを維持するということが鍵になるのでしょうか。」

バレンティーノ・ロッシ

「そうですね。こういった状況でかなり苦しんでいるわけです。時にはそこまで苦しまない時も、より苦しむ時もあります。問題は明確なんですけど、解決するために時間が必要です。優勝したいですから、この問題がシーズンが終わるまでに解決されることを願っています。チャンピオンシップ争い自体よりも、優勝争いをしたいんですよ。」

 

Q

「ミサノはあなたのファンが大勢詰めかけるでしょう。ミサノでのレースは楽しみでしょうね。テストの結果も良かったようですし、優勝争いが出来るのでは?」

バレンティーノ・ロッシ

「ミサノは常に特別なトラックで、自分も大好きなトラックです。良いテストも出来ましたから、表彰台を獲得するためにベストを尽くしたいと思います。しっかりと休んでミサノに備えたいですね。」

 

Q

「ミサノもまた天候が読めませんね。」

バレンティーノ・ロッシ

「ここでは表彰台を獲得しただけで、既に良いフィーリングなんです。ですからミサノでもそうなれば最高でしょう。全力を尽くしたいですね。」

(Photo courtesy of michelin)