イギリスGPの結果です。気温は25℃、路面温度は40℃まで上がったドライコンディションのレースとなりました。ホールショットを奪ったのはロッシ選手で、そのままレースをリード。ハードのリアタイヤを履くロッシ選手をソフトのリアタイヤを履くビニャーレス選手、ハードのリアタイヤを履くマルケス選手が追います。

レースはその後大きな動きが無い中、一時スズキのアレックス・リンス選手がファステストラップを記録、地元のサム・ロウズ選手がリタイアします。レースが大きく動いたのは残り7周となった時点で起きた、マルケス選手のエンジンブロー。大きく白煙を上げるマシンを止めて、マルケス選手がまさかのリタイア。

その後Ducatiのドヴィツィオーゾ選手がじわじわとトップを走るロッシ選手を追い上げ、残り3周の時点でストレートスピードを活かしたブレーキングでロッシ選手をパスしてトップに浮上。ロッシ選手はその後ビニャーレス選手にもパスされますが、追いつくことが出来ません。同じ頃にスズキのイアンノーネ選手がペトルッチ選手のイン側でブレーキング中に転倒。ペトルッチ選手を巻き添えにして転倒します。

トップの3人はその後も接近したまま走行を続けますが、最終ラップでビニャーレス選手がドヴィツィオーゾ選手にコーナーを3つ残した状態で大きく接近するも、捉えきれずにドヴィツィオーゾ選手が優勝。ビニャーレス選手は2位、ロッシ選手は3位となりました。

4位は地元クラッチロー選手、5位はロレンソ選手、6位ザルコ選手、7位ペドロサ選手、8位は地元レディング選手、9位はスズキのリンス選手、10位バウティスタ選手となっています。