アンヘル・ニエトの90勝に並ぶ
マルク・マルケスは、自身のキャリア90勝目を達成し、スペインのレジェンドであるアンヘル・ニエトに並んだことに「非常に光栄」と語った。しかし、それ以上に弟アレックス・マルケスの走りに賛辞を送り、「今日のレースでは彼のスムーズでコンスタントな走りが素晴らしかった」と称えた。
レース中にはターン6で転倒しそうになる場面もあったが、タイヤが摩耗するにつれてアレックスに接近し、2度目のアタックでトップに立ち優勝を手にした。
マルク・マルケス
「何よりもアンヘル・ニエトの90勝に並べたことが非常に光栄です。彼はスペインにおいても2輪レースの世界においても偉大な方ですから。ただ、それよりも今日は弟のアレックス・マルケスの走りが素晴らしかったです。」
「今日のレースを通じてスムーズでコンスタントな走りでコーナリングスピードも高かったですね。今日はターン6で転倒しそうになる大きなスライドがあり、2位でも悪くないかと思うほどでした。」
「ただレースが進みタイヤが摩耗するにつれてアレックスに追いつき始めアタックをしたんです。1回目のアタックは失敗しましたが、2回目のアタックはうまくいきました。素晴らしい週末ですし、チームの作業に感謝しています。レースウィークは苦戦していたんですが、チームのおかげで最高の結果になりました。」
「今日はおそらくアレックスはバイクをコーナーでスムーズに動ける方向にセットアップしていたんでしょう。自分はよりハードブレーキングに特化したセットアップにしていました。彼の後ろについた時はしっかりとブレーキングの強みを活かすことが出来ましたが、後ろで走る中で彼のスムースさは際立っていました。」
「後ろを走る中で常にターン6で危うかった瞬間を思っていて、左コーナーで彼のほうが速いということで、追い抜くのは難しいだろうと思っていました。彼のほうが速いコーナーはいくつもあったんですが、ターン6をどうやって改善するか?ばかり考えていました。」
「アルゼンチンに再び戻ってこれたらと思います。ただレースをするトラックはヨロッパ、アメリカ、アジアだけでなくオープンであるべきだと思います。恐らくMotoGPもヨーロッパでの開催数を減らして別の場所でのレースを増やそうとしていると思います。アメリカ、南米は非常に大きな市場ですからね。」
(Photo courtesy of michelin)