冷静な戦略で2位獲得

アレックス・マルケスは、アラゴンGPで計画的な走りを貫き、2位表彰台を獲得した。序盤はタイヤを温存しつつ順位を維持し、終盤にはプッシュしてペッコとの差を広げる冷静なレース運びを見せた。チャンピオンシップ争いにおいてもダメージを最小限に抑えたと振り返り、兄マルクと共に表彰台で祝福できた喜びも語った。

アレックス・マルケス

「素晴らしい週末でした。ここでのレースはマルクの週末になると思っていました。FP1から差がありましたが、徐々に接近が出来ました。今日に関してはレースで良いスタートをしましたが、マルクも同様に良いスタートでした。プラントしては4周、5周プッシュしようと思っていたんです。マルクを抜くことは出来なかったので、タイヤを温存しながら順位を維持していこうと思っていたんです。残り7周程度でペッコとの差を広げるためにさらにプッシュして2位となりました。チャンピオンシップの面ではダメージを最小限に留めることが出来たと思います。今日はペッコも素晴らしい走行でしたが、コントロールして走行することが出来ましたね。」

「ペッコが後ろにいる時はけして落ち着くことは出来ません。彼は2度のMotoGPチャンピオンですから。とにかく集中を失わないこと、前進し続けることだけを意識していました。終盤はタイヤもまだ温存出来ていたのでプッシュが出来ましたね。ポジティブな週末でしたが、明日のテストは重要なテストですので改善していきます。」

「ヘレスは特別な週末でしたが、マルクが表彰台にいてくれたらと思っていました。彼と共に表彰台で祝福したかったんです。今日は彼とファン、家族と共に祝福することが出来たので、最高ですね。」