2度の転倒にも関わらず走行リズムに手応え

プラクティスで2度の転倒を喫し、身体に大きなダメージを負いながらも、マルク・マルケスは走行リズムに手応えを感じていた。午前の転倒ではスタート直後から路面グリップを全く感じられず、午後の転倒は使用済みタイヤによるやむを得ない状況だったと明かす。肘や顎、指への強打に加え、腹ばいで滑走したことで内臓への衝撃も受けたというが、それでもアッセンでの高速ペースに自信を覗かせた。

転倒の詳細とグラベルによる影響=

「フィジカル面では2回の大きな転倒がありましたからタフではあります。明日に引きずるような大きな怪我がなかったのが幸いでした。もちろん明日の朝起きた時にどう感じているかは確認する必要はありますけどね。午前中の転倒は奇妙でした。走り出した瞬間から路面のグリップが感じられませんでした。2回目の転倒は仕方なかったかもしれません。明日のアタックに向けてタイヤ本数が不足していたので、一度転倒したタイヤを使っていたんですよね。」

「いずれにしても、このトラックのグラベルは石が大きすぎるので転倒した後のダメージが大きいんです。両方の転倒で肘、顎、指をグラベルに強打しています。2回目の転倒では腹ばいでグラベルを滑走していたので、内蔵への衝撃が大きくてしばらく起き上がれませんでした。2回の転倒を除けば良いペースで走行出来ていますし、リズムもいいです。アッセンで高速に走行出来ているということは自分達にとって素晴らしいサインだと思いますね。」