ブレーキングと共に甦る“本来のペッコ”への挑戦
夏休みの初週を家族と過ごした後、フランチェスコ・バニャイアは自宅での厳しいトレーニングに取り組み、後半戦に向けて準備を整えている。GP25の特性が自身のライディングスタイルに合っていないと分析し、特にブレーキング性能の違いが課題だと認識。昨年までのレース映像を見返しながら、自身の持ち味であるオーバーテイクとブレーキングを再び発揮するべく、変化と修正に挑んでいる。得意とするオーストリアのトラックで、失われた競争力とともに“かつての強い自分”を取り戻すことを目指す。
フランチェスコ・バニャイア
「夏休み1週目は妻と犬と共に休暇を楽しみました。その後はすぐに自宅に戻ってトレーニングをハードを行っています。しっかりと後半戦に挑むための準備を進めています。自分のライディングスタイルがGP25には合っていないことがわかっていますので、これを変更する必要があります。」
「このバイクでは狙ったようなブレーキングが出来ませんし、それが最も大きな違いですね。後半戦ではスピードを発揮して優勝争いができるようにしたいです。昨年や一昨年の多くのレースを見返しており、自分のバトル中の強さ、ライバルを追う中での強みを確認していました。オーバーテイク、ブレーキングも強力でした。今年の前半戦のレースは全く異なるペッコでした。以前の自分を取り戻したいと思います。」
「このトラックは常に楽しんで走行していますし、自分のブレーキングスタイルに適した場所です。競争力を取り戻すことが出来たらいいですね。」