スタート直後に順位を落とすも粘りの走りで10位フィニッシュ
クアルタラロは6番グリッドからスタートし、第1コーナーを無事にクリア。しかし、序盤の混戦でポジションを落とし、2周目終了時点で8番手を走行していた。前日のスプリントレースでのターン1での接触により課されたロングラップペナルティを4周目に消化。その結果12番手まで順位を下げたが、ジャック・ミラーとミゲル・オリベイラの間で粘りの走りを展開。中盤以降に前車の転倒などもあり、残り12周で10位に浮上。そのまま単独走行でレースを終え、トップから15.473秒差の10位でゴールした。

スタートに不安を抱えた心境とレース中の苦戦を語る
「正直、昨日の出来事があったのでスタートにはあまり自信がなく、今回は少し早めにブレーキをかけました。すると自分の前方で別のアクシデントが起きてしまい、さらに2つポジションを落としてしまいました。序盤でビンダーとバニャイアをオーバーテイクできましたが、ロングラップペナルティの後はタイヤのグリップが落ちてきてしまい、そこから先はなかなかギャップを詰めることができませんでした。ブレーキングでは強さを見せられましたが、ペッコとの差を縮めることはできませんでした。」