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エストリル戦 レース2でブレガが優勝 タイトル決着はヘレスへ持ち越し

ブレガがエストリルのレース2を制し、ラズガットリオグルとのポイント差を縮める

ニコロ・ブレガ(Aruba.it レーシング – ドゥカティ)がエストリル・サーキットで開催されたレース2を制し、今季17勝目を挙げた。この勝利により、トップのトプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW モトラッド)とのポイント差を縮め、タイトル争いは次戦最終戦ヘレスで決着を迎えることが確定した。

スタートで出遅れたラズガットリオグルは、ブレガ、アンドレア・ロカテッリ、アンドレア・イアンノーネ、アルヴァロ・バウティスタの後方、5番手まで順位を落とした。しかし2周目のターン1でバウティスタを抜いて4位浮上。さらにターン6ではイアンノーネを仕掛けたが、イアンノーネはスタート違反によりダブルロングラップペナルティを科されていた。

ターン9でラズガットリオグルはロカテッリを抜き2位へ浮上。その時点でブレガとの差は1.4秒。両者はほぼ同じペースで走行しつつ、7周目にはブレガが0.4秒差を広げ、ギャップを1.5秒に。その後もブレガは安定したラップを重ね、レース中盤には2秒以上の差を築く。最終的にブレガがトップでチェッカーを受け、タイトル争いは最終戦に持ち越されることとなった。

表彰台最後の席をかけたバトルでは、序盤ペースの上がらなかったバウティスタが粘りの走りでライバルたちをブロック。5周目にはロカテッリが背後に迫り、その後アレックス・ロウズ(ビモータ・バイ・カワサキ)がターン1でロカテッリをパス。そのまま順位は安定し、バウティスタは週末3戦すべてで3位を獲得。この結果によりランキング3位に浮上。ブレガの優勝とバウティスタの表彰台により、Aruba.it レーシング – ドゥカティが2025年のチームタイトルを確定させた。ロウズは最終盤にバウティスタとの差を詰められず4位、ロカテッリは5位でフィニッシュ。

シャビ・ヴィエルへ(ホンダHRC)が唯一トップ10入りしたホンダ勢として6位。7位はレミー・ガードナー(GYTR GRT ヤマハ)で、1.4秒差だった。バッサーニ(ビモータ・バイ・カワサキ)は8位、チームとして両マシンがトップ10入りを果たした。ジョナサン・レイ(パタ・マクサス・ヤマハ)は9位となった。

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