エストリル戦のスーパーポールレースは、スーパーバイク史に残る名レースとなり、ニコロ・ブレガが最終ラップの最終コーナーでBMWのトプラック・ラズガットリオグルをわずか0.003秒差で破り、史上最も僅差のフォトフィニッシュを記録して勝利を収めた。また、アルヴァロ・バウティスタ11番グリッドからスタートし、見事な追い上げで3位表彰台を獲得した。
レース2では、アルバ・イット・レーシングの2人のライダーが揃ってフロントローから好スタートを切り、バウティスタが7周目までリードを維持。しかし、その後トプラック・ラズガットリオグルに抜かれ、ブレガも次の周でアルヴァロ・バウティスタをパス。最後までこの順位が変わることはなく、チェッカーフラッグを迎えた。タイトル争いはヘレスまで続くが、実質的にブレガがタイトルを獲得することは非常に困難だろう。
ニコロ・ブレガ
「今日の結果には本当に満足しています。特に、今朝のスーパーポールレースは今季だけでなく、キャリア全体でも最高のレースのひとつだと感じています。ヘレスまでタイトル争いを延ばすことができたことが非常に嬉しいです。ルーキーとしてこれは重要な結果だと思います。」
アルヴァロ・バウティスタ
「スーパーポールレースでは、厳しいスタートポジションでのレースでしたが、フィーリングがとても良く、追い上げることができました。レース2ではトップを維持しようとしましたが、トプラック・ラズガットリオグルに抜かれて後、彼のペースに追いつくのは不可能でした。ニコロの後ろでリスクを取らずに3位を確保し、彼がもう少しポイントを稼げるようにと思っていました。」
(Photo courtesy of Ducati)