2024年のMotoGPワールドチャンピオン、ホルヘ・マルティンが、今週末のバレンシアGPで戦列に復帰する予定だが、「結果を期待するのは意味がない」と語り、今季最終戦を2026年シーズンへの準備の場として捉えていることを明かした。マルティンは日本GPのスプリントレースでチームメイトのマルコ・ベッツェッキと接触・転倒し、肩を負傷。これが今季4度目の深刻なケガとなり、それ以降欠場が続いていた。ここまでマルティンが出場できたのは21戦中わずか6戦にとどまるという非常に苦しいシーズンだった。復帰に向けては木曜日のメディカルチェックをクリアする必要があるが、走行できた場合でも彼の目標は明確だ。

ホルヘ・マルティン
「チームに戻れるのが待ち遠しいです。チームの働きぶりにはとても満足しているし、アプリリアとマルコが成し遂げた結果を心から祝福したいです。自分の目標は、来季に向けてベストな形で準備をスタートすること。いまは結果について語ることに意味はありません。重要なのは周回を重ねてデータを集めることでチームと一緒に成長して、2026年に万全の形で挑めるようにしたいです。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。