2026年FIMスーパーエンデューロ世界選手権の開幕戦がポーランド・グリヴィツェで開催され、レッドブルKTMファクトリーレーシングのマヌエル・レットテンビヒラーとジョセップ・ガルシアが好スタートを切った。ワイルドカードとしてスーパーエンデューロ初参戦となったガルシアは、見事なスーパーポールラップと安定した走りで総合6位を獲得。インドア復帰戦となったレットテンビヒラーも総合8位でシーズンの幕を開けた。

初のスーパーポール進出を果たしたガルシアは、KTM 250 EXC-Fを駆って5番手タイムを記録し、レース1ではフロントローからのスタートを獲得。レットテンビヒラーは予選8番手でセカンドローからのスタートとなった。
レース1では、セカンドローから好スタートを決めたレットテンビヒラーが序盤で3番手に浮上。ガルシアもすぐに追い上げ、両者はトップ6争いを繰り広げた。最終ラップまで激しいバトルが続き、ガルシアが6位、レットテンビヒラーが7位でフィニッシュ。タイム差はわずか2秒未満だった。
レース2はリバースグリッド方式。レットテンビヒラーはフロントローから飛び出し、1周目序盤で4位につけたが、小さなミスにより順位を落とす展開に。一方、後方スタートとなったガルシアは混戦を避け、冷静なレース運びで順位を上げていった。最終的にガルシアが8位、レットテンビヒラーは11位でチェッカーを受けた。
最終レースは波乱含みの展開。ガルシアは再び好スタートを決め、序盤は3位を走行するも、テクニカルなパイプセクションでの接触によりタイムロス。これを機にレットテンビヒラーが前に出て、最終的に5位でフィニッシュ。ガルシアも6位に入り、両者は再び接近戦を展開した。
この結果、ガルシアは総合6位でスーパーエンデューロデビューを締めくくり、レットテンビヒラーも総合8位で今季フル参戦初戦を終えた。次戦は1月3日、ドイツ・リーザで開催される第2戦。チームはすでに次戦に向けた準備へと舵を切っている。
マヌエル・レットテンビヒラー
「自分にとっては少し複雑な一日でした。久しぶりのインドアということもあって、最初は少し感覚が鈍っていたと思います。ペースも速く、路面は滑りやすくてタフで、ミスが出やすい状況でした。夜が進むにつれて自分のペースも上がっていきましたが、完全に自信を持って走れていたわけではないので、マシンのセットアップを含めて改善すべき点があります。1ヒートでトップ5に入れたのは大きな成果ですし、これは開幕戦の目標の一つでもありました。選手たちのレベルがとても高いので、クリスマス休暇で少しリフレッシュした後、次戦ではより準備を整えてトップ争いに食い込みたいです。」
ジョセップ・ガルシア
「人生初のスーパーエンデューロを走り終えて、自分の走りに誇りを持っています。目標の一つだったスーパーポール進出を果たし、ラップも良い内容でした。レースでは、常に100%を出し切ることと楽しむことを目標にしていました。レース1は良い形でまとめられ、トラブルも避けられて好結果につながったと思います。レース2は逆グリッドで難しい展開でしたが、自分なりにうまく順位を上げることができました。ラストレースでは3位を走っていたのですが、テクニカルなセクションでのミスで順位を落としました。でも一番良かったのは、ヒートごとに自分の走りが良くなっていったことです。リズムも掴めましたし、とても楽しいレースでした。スーパーエンデューロで培ったスキルはエンデューロGPにも活かせると思いますし、将来的にはフルシーズン参戦もしてみたいです。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。