2026年型ホンダ モンキー125が登場。伝統のデザインに磨きをかけつつ、ユーロ5+適合の空冷124ccエンジン、5速ミッション、IMU制御ABS、フルLEDライト、LCDディスプレイなど、現代仕様の装備を搭載。新たなレトロペイントも用意され、2026年もその存在感は健在だ。

モンキー125の歴史と進化
モンキーは1970年代のアイコンとして知られるが、その誕生は1961年に遡る。東京・多摩テック遊園地の子供向けアトラクションとして49ccの原型モデルが登場。1963年には公道仕様が北米・欧州に輸出され、独特のクロームタンクや折りたたみハンドル、小径ホイールが話題を呼んだ。
その後も改良を重ね、1978年には涙型タンクや遠心クラッチを備え、RVユーザーの移動手段として爆発的な人気を博した。初めてバイクに触れる多くのユーザーにとって、モンキーはその入口となり、バイクという存在を身近にする存在だった。
2018年にはモンキー125として復活。2018年モデルは原点に忠実なスタイリングを継承しつつ、125cc化で実用性もアップ。2022年には5速ミッション搭載、2025年モデルでユーロ5+対応と進化を続けている。
26YM モデル概要
空冷124cc単気筒エンジンは最高出力6.9kW、最大トルク11Nmを発揮。5速ミッション採用で巡航性能が向上し、街乗りだけでなくロングライドにも対応する。鋼管バックボーンフレーム、倒立フォーク、ツインリアショック、12インチホイールを装備し、IMU制御ABSが安全性を強化。
新色は以下の3色
- マットガンパウダーブラックメタリック
- ナイトシルバーメタリック&ミレニアムレッド
- パールヒマラヤズホワイト×バナナイエロー
エンジン性能
モンキーの124cc SOHCエンジンは、低速域でも扱いやすく、スムーズな出力特性を実現。低摩擦技術(オフセットシリンダー、ローラーロッカーアーム)を採用し、燃費は1.5L/100km(WMTCモード)と高効率。最高速度は91km/h。マニュアルクラッチと12インチホイールが、俊敏な街乗り性能とフルサイズバイクの操作感を両立させている。
スタイリングと装備
ミニエイプバー、アップスイープマフラー、クロームフェンダー、ピーナッツ型タンク、ボリューム感あるシートなど、クラシックな意匠を忠実に再現。5.6Lの燃料タンクには3Dクラシックウイングロゴを採用し、丸型LCDディスプレイは速度計、燃料計、トリップメーターを搭載。イグニッション時には“ウィンク”するようなアニメーションも特徴。ウェーブパターンキーにはアンサーバック機能も備え、駐車場でのバイク発見も容易。全照明はLED化され、レトロな見た目と最新技術が融合している。
シャシー性能
フレームは剛性としなやかさを両立。ホイールベース1,145mm、キャスター角25°、トレール82mmで取り回し性に優れる。シート高は776mm、最低地上高175mm、車重は105kg。倒立フロントフォーク(100mmストローク)にはアルマイト加工を施し、リアは2段階スプリングのツインショック(102mmトラベル)で快適性を確保。
制動系は前220mm、後190mmのディスクにより構成され、IMUベースのABSがブレーキング時の安定性を高める。ブロックパターンのファットタイヤ(前120/80-12、後130/80-12)により快適な乗り心地を提供する。
純正アクセサリー
日常の利便性を高めるリアキャリアや防水インナーバッグ付きのキャンバスサイドバッグ、USBソケット、グリップヒーター、イモビライザーアラーム、ギアポジション&クロックメーターなど、豊富な純正アクセサリーが用意されている。
■モンキーの歩み
- 1961年:Z100 誕生(遊園地用)
- 1963年:CZ100 公道仕様、海外展開開始
- 1978年:ティアドロップ型タンク採用
- 2000年:ミレニアムモデル登場
- 2018年:モンキー125として再登場
- 2022年:5速化・パワーアップ
- 2026年:新カラーでさらなる進化
技術仕様(主な項目)
- エンジン:空冷SOHC単気筒124cc
- 出力:6.9kW @ 6,750rpm
- トルク:10.7Nm @ 5,500rpm
- 燃費:1.5L/100km(WMTC)
- トランスミッション:5速マニュアル
- 車重:105kg
- シート高:776mm
- タンク容量:5.6L
- 前後サスペンション:倒立フォーク / ツインショック
- ブレーキ:前220mm / 後190mm ディスク(IMU制御ABS)
- タイヤ:前120/80-12、後130/80-12
- ディスプレイ:丸型LCD(スピード・燃料計など)
- 灯火類:フルLED
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。