1958年に誕生し、累計生産台数1億台を突破したホンダ・スーパーカブ。その最新モデル、2026年型スーパーカブC125が登場。象徴的なデザインと実用性、そして卓越した燃費性能を維持しながら、ユーロ5+対応の空冷124ccエンジンとスマートキー、LEDライトなど現代装備を搭載。26YMでは、洗練された新色ツートーンカラーが追加された。

モデル概要
スーパーカブC125は、空冷SOHC 124cc単気筒エンジンを搭載し、ユーロ5+に適合。4速ロータリーギアと遠心クラッチにより、クラッチレバーなしでのギア操作が可能。通勤や街乗りに最適な軽快さと、1.5L/100km(WMTCモード)の燃費性能で、約250kmの航続距離を誇る。
17インチの大径ホイールとテレスコピック式フロントフォーク、ツインリアショックによる快適な乗り心地は健在。スタンダード装備としてタンデムステップとピリオンシートを備え、日常ユースに十分な実用性を備えている。
新色は以下の3色
- プレミアムシルバーメタリック×パールシュガーケーンベージュ(新色)
エンジン性能
新たに採用された空冷SOHC 124ccエンジンは、スーパーカブC110のクランクケースと、MSX125 グロムのシリンダーヘッドを組み合わせた構成。ボア×ストロークは50.0mm×63.1mm、圧縮比10.0:1。最高出力は7.2kW(7,500rpm)、最大トルク10.4Nm(6,250rpm)と、日常使用において余裕のあるパフォーマンスを提供する。
スロットルを開けるだけで自動的にクラッチが繋がる遠心クラッチ式4速ロータリーギアは、ヒール&トゥでの操作が可能。クラッチレバーは不要で、初心者からベテランまで幅広いユーザーに対応する。
燃料供給はPGM-FI、燃費は67.3km/L(WMTCモード)。3.7Lタンクにより約250kmの走行が可能。ACG(交流発電機)によって電装系の安定動作を実現している。
スタイリングと装備
伝統のレッグシールド、ステップスルー構造、前後フェンダーの一体感ある“S字シルエット”はそのままに、現代的に仕上げられたスーパーカブのスタイリングは普遍的な魅力を放つ。
ハンドルはクラシックな“カモメ型”をモチーフにしつつ、スイッチ類とメーターを統合した成形樹脂製の一体型デザインで構成。視認性と快適性を兼ね備えた自然なライディングポジションにより、視界も良好。
すべての照明はLED化。アナログスピードメーターとデジタルディスプレイを組み合わせた円形メーターにはクロームリングが施され、レトロ感と高級感を演出。
スマートキーシステムを標準装備し、イモビライザー機能とアンサーバック機能(駐車場での車両発見補助)も搭載。スマートキー本体には3Dクラシックウイングロゴが刻まれており、歴史的価値を象徴している。
シャシー性能
バックボーン型スチールフレームは、エンジン搭載部の剛性バランスが最適化され、安定した走行性能を実現。シートとハンドルにはラバーマウントが採用され、フットペグにもラバーインサートが組み込まれている。
ホイールは17インチのアルミキャスト(前後共通)で、リムとスポークには切削加工を施し精緻な仕上がり。前輪は220mmディスク+シングルピストンキャリパー、後輪は110mmドラムブレーキの組み合わせ。ABSはフロントに搭載。
サスペンションはフロントに90mmトラベルのテレスコピックフォーク、リアには92mmトラベルのツインショックを装備し、市街地での段差も快適に吸収。
純正アクセサリー
実用性を高める純正アクセサリーとして、グリップヒーターとUSBソケットが用意されており、寒冷地や通勤ライダーにも配慮した構成となっている。
スーパーカブのトリビア(抜粋)
- 初代C100は1958年に登場、開発は粘土模型からスタート
- レッグシールド、大型ホイール、クラッチレス設計で“誰でも使える”乗り物を目指した
- 17インチホイールは当時の日本の悪路に対応するために新設計された
- アメリカ市場では“Nice People”キャンペーンで大成功
- 2017年には累計1億台を達成し、記念式典が熊本工場で開催された
- 世界15ヵ国・16工場で生産され、160ヵ国以上で販売
主要諸元
- エンジン:空冷SOHC 2バルブ単気筒124cc
- 出力:7.2kW/7,500rpm
- トルク:10.4Nm/6,250rpm
- 燃費:67.3km/L(WMTC)
- トランスミッション:4速ロータリー(遠心クラッチ)
- 車重:111kg
- シート高:780mm
- タンク容量:3.7L
- サスペンション:前90mmテレスコピック/後92mmツインショック
- ブレーキ:前220mmディスク+ABS/後110mmドラム
- ホイール:17インチアルミキャスト
- タイヤサイズ:前70/90-17、後80/90-17
- メーター:アナログ+LCD
- 灯火類:LED(前後)
- その他:スマートキー、イモビライザー、アンサーバック
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。