
トロイリーデザインズ・レッドブル・ドゥカティ・ファクトリー・レーシングは、2026年AMAスーパークロス選手権グレンデール大会で確かな前進を示した。今季最長のスタートストレートを持ち、終始フルスロットルが求められるこの一戦で、ドゥカティDesmo450 MXはパワーとスタート性能を発揮し、チームの開発が着実に進んでいることを証明した。
グレンデールのコースはスタートと加速力を重視した設計となっており、Desmo450 MXはその特性に的確に応えた。1日を通してスタートの改善が際立ち、マシンの馬力を強く印象づける内容となった。朝の段階ではセットアップに課題を抱えたものの、クルーは問題点を洗い出して修正。結果として、この一戦は総合的な開発における大きな前進となった。
ディラン・フェランディスは体調不良を抱えながらも週末に臨んだが、予選1回目で他車が跳ね上げた石に当たり、眉を裂傷。縫合が必要となり、セッション途中で走行を切り上げることを余儀なくされた。
限られた走行時間の中で迎えた予選2回目では15番手を記録し、ヒート2に進出。ヒートレースではスタートを決め、上位争いの中で4番手につける場面を作るなど、スタート改善を重視してきたチームにとって大きな収穫を得た。最終的に8位でフィニッシュしている。
メインイベントでも好スタートを切り、オープニングラップは4番手前後で通過。その後はトップ5圏外に押し出されたものの、7〜8位付近で粘り強く走行を続け、9周目には9位に定着。そのままフィニッシュを迎えた。これは今季4度目のトップ10入りであり、9位フィニッシュは今季3回目となる。
数々のトラブルに見舞われながらも、グレンデールはトロイリーデザインズ・レッドブル・ドゥカティ・ファクトリー・レーシングにとって、スタート性能の向上、Desmo450 MXの継続的な進化、そして困難な状況を結果につなげる対応力を示す重要な一戦となった。
ディラン・フェランディス
「全体的に、今日はとても難しい一日でした。レース前から少し体調が悪くて、さらに最初のプラクティスで他のライダーが跳ね上げた石に当たって眉を切ってしまい、縫合のために走行を中断しなければなりませんでした。その影響で1回分の走行時間を失い、トラックでのフィーリングを掴むのにかなり苦労しました。ただ、走るたびにスタートは本当に良くて、そこは今日の大きなポジティブ要素です。バイクのセットアップには少し苦戦しましたが、メインイベントに向けて変更を加えて改善しました。序盤は最悪の展開でしたが、今季自己ベストと同じ結果まで持ち直せたのは収穫だと思います。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。