★スーパーバイク世界選手権2017 ドニントンパーク戦のブレーキングをブレンボが徹底解説

ブレンボさんから今週末に開催されるワールドスーパーバイク世界選手権ドニントンパーク戦の、ブレーキングの解説をいただきましたのでご紹介させていただきます。

Sponsored Link

ドニントンパーク戦のブレーキングをブレンボが徹底解説

5月26日から28日にかけてワールドスーパーバイク世界選手権第6戦が、全ての始まりの舞台であるドニントンパークで開催されます。ワールドスーパーバイク世界選手権が始まったのは1988年4月3日のことでした。

レスターシャーの岡の上に位置するドニントンパークは、2つの非常に難易度の高いセクションの繰り返しという作りになっています。第一セクションは高速でスムーズな作り、もう一方のセクションは急激なブレーキングセクションとなっており、ストップ&ゴーの作りになっています。

もう1つの要因としては、低い気温によってブレーキが適正な作動温度に達するのが難しいという側面があります。実際2015年の両方(レース1、レース2)のレースでは、路面温度は僅か21℃で、雨が振らなかったにも関わらず気温は14℃を超すことがありませんでした。

2017年のワールドスーパーバイクライダー達と密接に作業を行っているブレンボの技術者によると、ドニントンパークはブレーキにとっては非常に要求の高いサーキットです。ブレーキングの難易度1から5の中では5に相当し、これは、イモラ、チャーン・インターナショナルサーキットと同様の数値です。

レース中にブレーキにかかる負荷

7つのブレーキングセクションでの各種の数値は、ワールドスーパーバイク世界選手権の中でも最も低い数値となっています。トラック後半は非常に長いブレーキングセクションが連続しており、ライダー達はラップごとに25秒間のブレーキングを行う必要があります。ユーロスピードウェイとオーストラリアでは、ライダーのブレーキング時間はさらに短くなっています。

ブレーキングセクションの数は多くないとはいえ、ライダー達とブレンボのシステムにかかる負荷は非常に大きなものとなっています。これは平均減速度からも読みとることが出来、1.23Gという数値は、タイのチャーンよりも僅か1/1000小さいだけとなっています。スチールディスクを装着しているにも関わらず、スーパーバイクのドニントンパーク戦の平均減速度は、カーボンディスクを使用するMotoGP全18戦の17戦を上回っています。

ブレンボのブレーキレバーを選手が引く力をスタートからゴールまで合計すると、750kgを超えています。これはワールドスーパーバイク世界選手権の中では最も低い数値の1つです。これは他のサーキットよりも低い数値かもしれませんが、これは2016年にプレミアムリーグを制した、レスター・シティFCのゴールキーパーを除いたスターティングラインナップの体重の合計と等しくなっています。

最難関のブレーキングポイント

ドニントンパークの7箇所のブレーキングポイントの中で、2箇所の難易度が高いとされ、残りの5箇所は難易度中と分類されています。

最も難易度が高いのはFogarty Esses (ターン9)の始まりの部分で、スーパーバイク車両はここに273km/hでアプローチ、183mのブレーキングセクションの終わりで105km/hにまで速度を落とします。ライダー達は3.7秒間ブレーキングを行ない、ブレーキレバーに5.8lbsの力を与えます。ここでの減速度は1.5Gに達します。これはMotoGPクラスのル・マン戦でのターン8、ターン9と同程度となります。
Fogarty Esses (ターン9)の始まりの部分ではブレーキングシステム内のブレンボのブレーキフルードが受ける圧力は12.4barに達します。これは樽生ビールの理想的な圧力の6倍に相当します。

ブレーキはRedgate Corner(ターン1)でも同様に激しいストレスを受け、スーパーバイク車両は257km/hから95km/hまで、182m、4.1秒で減速します。ここでの減速度は1.4Gで、ブレーキレバーに掛かる力は5kgとなります。速度度が最も大きいのはMelbourne Hairpin(ターン11)で、ここでバイクは176km/hもの減速を行ないます。ここでスーパーバイク車両はヘアピンを通過するために51km/hまで減速します。ライダーは4.9秒間ブレーキを使用しますが、ブレーキングの開始は”僅か”227km/hですので、このコーナーはブレーキングシステムにとって要求度が高いとはされていません。

ブレンボの実績

ブレンボ製のブレーキはダビデ・タルドッツィのYB4EIに装着され、1988年の第一回目のワールドスーパーバイク世界選手権で優勝しました。マルコ・ルッキネリも同じく表彰台を獲得。レース2では同じくブレンボ製のブレーキを装着するDucati851で優勝しています。ブレンボ製のブレーキを装着したバイクは、過去4回のドニントンパークのレースで表彰台を独占しています。ドニントンパークで開催された過去8回のレースは、ブレンボ製のブレーキを装備するカワサキのトム・サイクスが優勝しています。今回も優勝して、連続優勝数を9に伸ばす事が出来るでしょうか?

この記事が約に立ったら
「いいね!」お願いします!

Twitter で
Pocket
LINEで送る

Sponsored Link
★F1、500cc両方で世界タイトルを獲得した唯一のレーサー ジョン・サーティースが死去
★岡山キャンピングカーレンタルセンター(岡山CRC)が 「ランバイクレースイベント」でレンタル車両を展示!
★ホンダ 大阪モーターサイクルショー/東京モーターサイクルショーの出品概要を発表
★TOP GEARでマット・ルブランクが1299スーパーレッジェーラをライディング
★アロー(Arrow) 2017年型GSX-R1000/R1000R用のエキゾーストシステムを発売
★「YZF-Rオーナーズミーティング」を後援! YZF-Rシリーズ2017年最新モデルの展示を行います。
★最新デザインの世界戦略フラッグシップストアー、トライアンフ東京が5月1日(月)にオープン!
★トライアンフ 新商品・新店効果により4月過去最高の登録台数を達成
★アプリリア 【展示・試乗会のご案内】
★ホンダ・レーシング マクギネスの怪我を受けて今年のノースウェスト200から辞退
★ニッキー・ヘイデン 容態は未だ深刻、事故原因について調査が進む
★トミー・ヘイデン「ニッキーは私たち家族の誇り」
『バイク王 バイクコンシェルジュ』開設 ~バイク王のサービスを、「バイクワールド」で受けられる!~
★Ducati ミサノGPに合わせてドゥカティ・ミュージアム&ファクトリーをオープン、特別な見学ツアーを開催
★「プロト バイクユーザーレポート 2017」結果まとまる
★ヤマハ発動機 ~夏休み親子体験イベントのご案内~ヤマハコミュニケーションプラザ
★懐かしいあの名車の音が高音質のハイレゾ※で楽しめる!バイクの音を楽しむ「名車図鑑」 第2弾を公開!
★全国3,300店舗のサービスレベルを評価「サービス オブ ザ・イヤー2017」 TOP100に 「ナップス 岡山店」 がランクイン
★ツーリングの魅力を写真から再発見!「2017年 夏のツーリングフォトコンテスト」8月1日(火)より作品募集を開始~大賞にはナップスポイント3万円分贈呈~
★今年で13回目のアウトドアイベント「フィールアース2017」、9/9~10に開催! 「with ジープ フェスティバル」も同時開催