今回はKTMにとっては嬉しいポイント初獲得となったレースでした。何人もの選手が転倒するサバイバルレースの中、両ライダーともレースをしっかりと走りきっています。焦らず着実にバイクを開発していくことが望まれます。
アルゼンチンGP14位 ポル・エスパルガロ
「KTMにとってもチームにとっても最も重要なことは、今日初めてKTMがその歴史の中でMotoGPクラスでポイントを獲得したということです。喜ぶべき出来事ですね。ただ一方ではもう少しの結果を出せた可能性もあったとと思います。一緒に戦っていてエクトル・バルベラ、ティト・ラバトを抜くだけのスピードがストレートで無かったんです。自分のほうが速いと思っていましたし、今日は速く走れていただけに残念です。レースの終わりには、この2人よりも前にいることが出来たと思います。しかし今日はそれが出来ませんでした。まだ弱点はあるんですが、同時に素晴らしい仕事をしてくれたKTMのクルー達に感謝を述べたいと思います。まだトップは見えませんが光明が見え始めています。」
アルゼンチンGP15位 ブラッドリー・スミス
「今日は両ライダーがKTMにとっても初めてのポイントを獲得した上で重要な一日となりました。カタールから前の集団とバトルが出来なかったんですが、この部分に関して大きく前進しました。今回は自分もポルもバルベラとティトに、レースのほぼ全体で付いていくことが出来ました。
ですから、後は3秒、4秒削るだけですね。レースに関しては非常に嬉しく思っています。今日は1分41秒を出すことに苦戦していました。ただ一度レスが始まると41秒中盤から前半のペースで走る事が出来たんです。これは本当に嬉しいです。まだ改善作業は必要ですが、今のところはレースごとにやっている作業内容に満足しています。次のオースティンは自分達にタフな場所になるでしょう。全くデータも情報もない中で22のコーナーがあり、非常にテクニカルなレイアウトですから、難しいと思います。」
(Photo courtesy of KTM)
チームマネージャー マイク・レイトナー
「今日起きたポジティブな内容をしっかりと受け止めたいと思います。KTMもここに確実な未来を見たでしょうから、モチベーションを感じているでしょう。もし正しい事をしていれば、他のメーカーのバイクやライダー達とバトルが出来る面白いレースが出来るでしょう。今日はポルが直接他のライダーとバトルが出来たので非常にポジティブですね。ポルはバイクのポジティブな点、ネガティブな点を理解出来ましたし、ラップタイムを悪くはありませんでした。ここはKTMにとっては完全に新たなトラックですし、現実的になる必要があります。実際ほとんどのトラックがKTMにとっては初めて走るサーキットです。我々に出来る事はポジティブな点に集中し、学ぼうとすること、そして改善しようとすることです。来年にこうしたサーキットに戻ってきた時に、パッケージは新たなレベルに到達していることでしょう。」