バレンシアのレースはポル・エスパルガロにとって5度目の表彰台となった。今までKTMで努力をしてきた4年間の成果が実った今年と言えるが、来年移籍するホンダからすると、コースによっては強力なライバルになるはずだ。来年ホンダでKTMと優勝争いがしたいと語る。
4年間の努力が実った
ポル・エスパルガロ
「9レースで5つの表彰台なんて本当とは思えません。4年間ハードに努力をしてきて、こうした結果を得ることができるようになってきました。様々なサーキットで多くのKTMライダー達が結果を残せること、これこそが重要なことです。本当に誇らしい結果だと思います。」
「もちろんまだシーズンは残り1戦ありますが、チャンピオンシップスタンディングに関しても良い位置にいますし、ジャックと争うことができるかもしれませんね。」
KTMの強みはブレーキングにある
「KTMの強みはブレーキングが強みなんです。ハードは3周ほど温めるのが必要だったんですが、その後はジャックとブレーキングで勝負できていました。しかし、その後はリアのグリップに苦戦してしまいました。最後は苦戦しましたが、序盤に良いリズムで走行することができました。」
「レースの中でブレーキングは自分とKTMの強みでしたから、前の2人にも接近できていました。その状態でタカがインに入ってブレーキング勝負をしてきたので、”どこまでブレーキングで戦えるのか見せてもらおうじゃないか”と思っていました。あのまま彼が転倒しなかったとしても、立ち上がりで抜くことができたでしょう。」
「ただタカの転倒は自分も危ういところでした。あれでタイムを失って後続の選手に追いつかれてしまいましたね。レースの中では時に非常にラッキーなこともあるんです。」
ポルトガルではミゲルの知識が助けになる
「ポルトガルのレースに関してはチームにミゲルがいることが大きいですね。再舗装されているとは言え、彼はあのトラックのバンプの一つ一つを知っていますから、ポルトガルの最初の走行が終わった後に、彼の走行データを皆でチェックすることになるでしょう。」
来年はKTMと優勝争いがしたい
「来年はホンダでどういった走りが出来るかわかりません。タカが素晴らしい走りをしていますが、正直なところ彼が使っているバイクとファクトリーバイクがどう違うのかもよくわかりませんし、これは来年にならないとわからないでしょう。」
「間違いなく言えるのは、来年ブラッドはこのバイクとともにタフなライバルの1人になるだろうなということです。ホンダに乗る自分とKTMの選手で優勝争いが出来たら最高でしょう。」
(Source: KTM)
(Photo courtesy of michelin)