レインコンディションを得意としてミラーは、ドライスタートとなったレースでトップ争いを展開、その後降り出した雨の中でも好ペースで走行、ファビオ・クアルタラロを捉えてトップに浮上した。最後は再びスリックに交換することも検討したが、そのまま完走して2連勝を達成している。[adchord]
最後にスリックに交換するか悩んだ
ジャック・ミラー
「スタートで前に出て走行をしていましたが、雨が降り出してファビオが仕掛けてきました。正直彼のペースには驚かされましたね。ピットに戻る前にターン11で転倒しかけました。前後タイヤが滑り、両足も使って何とか転倒しないように持ち堪えてグラベルに突っ込んだんです。」
「グラベルではすぐにタイヤがグリップを回復しましたね(笑)その後急いでバイクを乗り換えたんです。その過程でピットレーンのスピードを超過してしまいましたけどね。ダブルロングラップペナルティーを受けましたが、ピットを出てすぐにリンスが転倒、マルクも転倒していましたから、慎重に走行しました。」
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「ここル・マンの素晴らしいところは、他の選手がどこにいるか理解しやすいところです。ザルコが迫っているのも分かりましたし、ファビオが苦戦しているのもわかりました。これでヘレスから2連勝となりましたが、次のムジェロでも表彰台を獲得したいですね。」
「今回は最後にもう一度スリックに交換すべきか悩んでいましたが、ル・マンのピートレーンは長いですし、後続とのタイム差を考えてもそのまま走り切る方が良いと判断しました。開幕からタイヤの問題、腕上がりなど問題がありましたが、今は腕上がりに関して心配はいりませんし、今までよりも落ち着いて作業出来ていますね。」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of Ducati)