ジャック・ミラー、新型ヤマハV4のシェイクダウンテストに手応え

ジャック・ミラーは、新型ヤマハV4マシンのシェイクダウンテストを終え、その感触を語った。ジャック・ミラーはレギュラーライダーとしてはヤマハ勢の中で最もV4エンジンでの走行経験が長い選手で、彼のプロジェクトに対するフィードバックはヤマハにとっての財産となる。

新プロジェクトの初期段階であるこのテストでは、マシンの長所と短所の両方を洗い出し、強みを最大限に活かしながら、弱点の改善に取り組むことが主な目的とされた。ミラーは手応えを得ており、マシンはすでに今季型YZR-M1と比べて進歩を見せている部分もあるという。

現状の評価と今後への展望

「ヤマハの初めてのV4ということで興味深くテストしました。V4エンジンの強みも弱みも自分はわかっていますから、その長所を活かしつつ短所を改善出来ればと思っています。とりあえずバイクは機能していますが改善の余地は大きいです。現状のM1の課題である点はクリア出来ていると言えるので、これはボーナスですね。新しいプロジェクトですからバイクのスイートスポットを理解していく必要があります。ジオメトリー、重量バランスなど、完全な新しいプラットフォームで考える必要があります。」

「既存のデータが役に立たないとは言いませんが、フレッシュなスタートですね。皆にとって学習のテストになっています。他のライダー達と感想を確認したりしていますが、ファビオは午前中にスピードがあったように思います。正しい道に進んでることを願いたいですね。」