イタリアGPの決勝レース結果だ。優勝したのはフランチェスコ・バニャイア、2位ファビオ・クアルタラロ、3位アレイシ・エスパルガロだった。
レースがスタートするとすぐにMooney VR46のマルコ・ベッツェッキ、ルカ・マリーニがトップ争いを展開。バレンティーノ・ロッシ不在の初めてのイタリアGPで、バレンティーノ・ロッシの教え子がレースをリードする展開となった。
ポールポジションのファビオ・ディ・ジャンアントニオは少しの間、フロント集団と共にレースを展開。貴重な経験を得た。Mooneyの選手たちを一番先に拔いて前に出たのはファビオ・クアルタラロだったが、ストレートでDucatiに抜き返される厳しい展開だった。
同様にアレイシ・エスパルガロもMooneyの選手達を抜くのに苦戦。トップ争い出来るスピードはあったが、出遅れたことが原因で、フランチェスコ・バニャイア、ファビオ・クアルタラロとバトルするには至らなかった。とは言えアレイシ・エスパルガロはこれで4連続表彰台を獲得する安定感を発揮している。
4位はヨハン・ザルコ、5位マルコ・ベッツェッキ、6位ルカ・マリーニ、7位ブラッド・ビンダー、8位中上 貴晶、9位、10位マルク・マルケスとなった。
なお、チャンピオンシップ争いをしていたエネア・バスティアニーニが転倒している他、スズキの2人も転倒している。
3位アレイシ・エスパルガロ
「ムジェロは特別ですね。チームのホームGPですしね。未だに昨日の予選でもう少し上位に付けることが出来なかったのは頭に来ています。Mooneyチームのバイクを抜くのに15周は使ってしまいました。今日は正直優勝出来るペースはなかったですし、ファビオ・クアルタラロのようにアグレッシブに走ることが出来ませんでしたね。」
2位ファビオ・クアルタラロ
「今日はキャリア最高のレースですね。週末はフィーリングが悪かったんですが、最高のスタートでした。Ducatiにストレートで抜かれて別の箇所で抜き返す走りになりました。レース前から失うものは何も無いと思って走っていたんです。ペースも良かったですし、レース前にノーマルフェアリングに変更したのが良かったですね。今日はフランスでは母の日なんですが、母にこの表彰台を捧げます。」
優勝フランチェスコ・バニャイア
「最高の気分ですね。チームも自分もハードに作業してきましたから、この優勝にふさわしいと思います。今日は全体的良い作業が出来たと思いますが、ベストなスタートではなかったですし、ターン1でのブレーキングも失敗しました。ファンの前で優勝出来たことが嬉しいですね。」
順位 | ライダー名 | タイム |
1位 | フランチェスコ・バニャイア |
41’18.923
|
2位 | ファビオ・クアルタラロ |
41’19.558
|
3位 | アレイシ・エスパルガロ |
41’20.906
|
4位 | ヨハン・ザルコ |
41’21.513
|
5位 | マルコ・ベッツェッキ |
41’21.990
|
6位 | ルカ・マリーニ |
41’22.798
|
7位 | ブラッド・ビンダー |
41’22.990
|
8位 | 中上 貴晶 |
41’29.867
|
9位 | ミゲル・オリヴェイラ |
41’30.179
|
10位 | マルク・マルケス |
41’30.723
|
11位 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ |
41’31.839
|
12位 | マーべリック・ビニャーレス |
41’31.840
|
13位 | ホルヘ・マルティン |
41’36.163
|
14位 | アレックス・マルケス |
41’36.491
|
15位 | ジャック・ミラー |
41’36.610
|
16位 | ダリン・ビンダー |
41’39.188
|
17位 | フランコ・モルビデッリ |
41’39.219
|
18位 | ミケーレ・ピッロ |
41’40.228
|
19位 | レミー・ガードナー |
41’49.471
|
20位 | アンドレア・ドヴィツィオーゾ |
41’49.934
|
21位 | ラウル・フェルナンデス |
42’01.646
|
22位 | ロレンソ・サヴァドーリ |
41’58.611
|