カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKのアレックス・ロウズは、日曜日にMOTUL FIMスーパーバイク世界選手権での勝利を重ね、レース2を優勝を飾った。勝利を決定づけた動きは、最終ラップのターン9で、アルヴァロ・バウティスタをルーキー・ハイツで外側からオーバーテイクする見事なものだった。

2位にはDucatiのアルヴァロ・バウティスタが入り、3位を僅差で獲得したのはダニーロ・ペトルッチだった。4位はダニーロ・ペトルッチと表彰台争いを展開したアンドレア・イアンノーネだった。5位はニコロ・ブレガとなった。

レースはアンドレア・ロカテッリがホールショットを獲得し、波乱に満ちた展開となった。3周目、トプラック・ラズガットリオグルのBMWはターン9で煙を吐き、トプラックの開幕戦はここで終了した。その後ジョナサン・レイが4位に順位を上げたものの、3周目の終わりにターン11で転倒。これでレースは赤旗中断となる。レースはピットストップを省いた11周のフォーマットでリスタートとなった。

再スタート後のレースのグリッドは、バウティスタがフロントローからアンドレア・イアンノーネと共にスタートし、最初の3周で順位を上げた。マイケル・ルーベン・リナルディは大きく順位を上げ、6位から2位に上がり、バウティスタとともに後続を引き離した。

アレックス・ロウズは8周目のターン1でリナルディを追い越して2位となった。9周目、ロカテッリはターン10の出口でリナルディを追い越したが、最終ラップのターン4でアレックス・ロウズを追い越そうとして転倒。さらなる表彰台のチャンスを逃した。

優勝争いはアレックス・ロウズとアルヴァロ・バウティスタとなり、アレックス・ロウズは前出の通り、ルーキー・ハイツを素晴らしい動きでバウティスタをパス。ストレートでバウティスタはアレックス・ロウズに迫るも、わずか0.048秒差でアレックス・ロウズが優勝した。

6位はマイケル・ルーベン・リナルディ、7位サム・ロウズ、8位ギャレット・ガーロフ、9位ファン・デル・マーク、10位エガーターとなった。