HRCチームのシャビ・ビエルゲとイケル・レクオナは、2024年スーパーバイク世界選手権の残り2戦で勢いを加速させ、シーズンを最高の形で締めくくることを目指している。エストリル・サーキットで開催される第11戦は、シーズン最終戦のヘレス戦を控えた重要な一戦となる。両選手は2025年シーズンもHRCチームに残留することが決まっており、最近のレースではトップ6入りを連発するなど、調子は上向きだ。アラゴン戦でも両者が安定したパフォーマンスを見せており、エストリルでのさらなる成果が期待されている。
エストリル・サーキットでは、2022年にレクオナがスーパーポールレースで4位、2つのロングレースで6位を記録し、ビエルゲはレース1で5位を獲得した。チームは8月にもこのコースでテストを実施しており、貴重なデータを持ち込んで今回のレースに臨む。サーキットはリスボンから約30kmの距離に位置し、4182メートルのコース長に加え、ほぼ1kmに及ぶストレートや左コーナー4つ、右コーナー9つを備えている。
シャビ・ビエルヘ
「エストリルは僕にとって特別な場所です。初レースでトップ5に入ったこともあり、素晴らしい思い出があります。今年の夏にテストも行っており、セッティングを微調整し、バイクのフィーリングも向上しました。この経験を活かして、シーズン最後の2レースに挑むのが楽しみです。」
イケル・レクオナ
「エストリルは好きなサーキットですが、好きだからといって速く走れるわけではありません。テストでは良い結果が得られましたが、それはしばらく前のことなので、今回はどうなるか様子を見なければなりません。前戦では長いストレートで苦戦しましたが、それもエストリルでの注目点です。それでも、最近は良い流れが続いているので、この調子を維持したいと思います。」
(Photo courtesy of HRC)