パタ・プロメテオン・ヤマハのアンドレア・ロカテリとレイは、2024年FIMスーパーバイク世界選手権の最後の2戦、エストリルとヘレスに向けて準備を整えている。今週末のポルトガル・エストリルラウンド(10月11日~13日)からスタートするこの連戦は、シーズン最終戦となるヘレス戦(10月18日~20日)へと続く。9月末のアラゴン戦では難しいレース展開となったが、今シーズンの締めくくりを飾るべく、チーム全体で全力を尽くす。

ロカテリは、ヤマハR1にとって相性の良いエストリルとヘレスで、ポジティブな流れを取り戻し、トップ5や表彰台争いを目指している。ヤマハは2020年にエストリルで初の表彰台独占を達成しており、今回もそれに続く結果を期待している。一方でレイもエストリルでの経験が豊富で、特に2022年には日曜日のレースでダブルウィンを達成している。彼は早い段階でR1のセットアップに自信を持ち、強いスタートを切りたいと考えている。

アンドレア・ロカテリ

「連戦がすぐに始まるので、本当に嬉しいです。セットアップやパフォーマンスを改善し、チームと共に過ごす良い機会になります。最近のレースでは結果が期待通りではなく、トップ5に留まるのが難しかったです。エストリルとヘレスはヤマハR1がうまく機能するサーキットなので、シーズン最後のレースで表彰台争いに戻りたいです。エストリルは特別な思い出のあるコースで、2020年にスーパースポーツ世界選手権のタイトルを獲得した後、初めてR1でテストした場所でもありますから。」

ジョナサン・レイ

「エストリルはとても好きなサーキットです。ワールドSBKカレンダーに遅れて加わったので、ここでの走行距離は多くないですが、特に2020年に6回目のワールドチャンピオンを獲得した素晴らしい思い出があります。エストリルは数年間カレンダーから外れていましたが、金曜日にコースを再確認してセットアップを詰めるつもりです。エストリルには、速くて流れるようなセクションや、狭くて技術的なセクション、長いストレートがあり、あらゆる要素を考慮しながらセットアップを決める必要があります。目標は、アラゴンでの失望を乗り越え、競争力を高めることです。連戦なので、早い段階で良いスタートを切りたいです。」

(Photo courtesy of yamaha)