レッドブルGASGASテック3で2024年シーズン、そして現役生活を終えたアウグスト・フェルナンデスにとって2024年は厳しい1年だった。2年目となる今年も結果を残せず、2025年からはヤマハでテストライダーとして活躍が期待されている。しかし本人は将来的にMotoGPの公式ライダーとして舞い戻る事を希望してこれからの役割をこなしていくと語る。
フェルナンデスは2022年Moto2チャンピオンという実績を持ちながら、MotoGPではステップアップ後に結果を残せていない。Moto3、Moto2では成績を残したが、MotoGPへの乗り換えで苦戦する選手は少なくないが、27歳の彼が今後テストライダーからレギュラーライダーに戻ることが叶うのか注目したい。
アウグスト・フェルナンデス
「今年は思うようにいきませんでした。2024年シーズンは多くの要因が絡み合った結果でした。もしかしたらバイクが自分のスタイルに合っていなかったのかもしれませんが、それでも自分のスタイルを変えようとしました。自分は『このバイクは自分のスタイルに合わない』といった言い訳をするライダーではありません。どんなバイクでも速く走れるよう、自宅でも常に努力を重ねています。しかし、2024年は競争力のある状態に到達できませんでした。」
「もちろんフラストレーションを感じていますし、このシーズン全体に対して怒りも覚えています。今後のキャリアの方向性は自分が想定していたものとは異なっていますが、それでも続いています。まだ終わりではありません。MotoGPのレギュラーライダーとして必ず戻ってきます。100%そう信じています。MotoGPのバイクに乗り続けてレベルを維持し、ハードに取り組みます。テストライダーが復帰して競争力を持つことはあまり例がありませんが、自分はやってみせます。次の章に向けて準備ができています。」
（Photo courtesy of GASGAS）