現MotoGP世界チャンピオン、ホルヘ・マルティンが今週末のカタールGPで復帰する予定だ。場所はロサイル・インターナショナル・サーキット。開幕から3戦欠場していたホルヘ・マルティンだが、いよいよApriliaのRS-GPでトラックに戻ってくる。ただ、怪我は完全に回復しているわけではないため、メディカルチェックをパスすることが条件で、まずは全てのセッションを無事に走り切ることが目標となるだろう。

開幕戦から不在が続いたマルティン

マルティンは、セパンテストで右手と左足を負傷し戦線を離脱。その後、タイGP直前のトレーニング中にクラッシュを喫し、左手の橈骨および舟状骨の複雑骨折、同側の踵骨骨折という重傷を負った。このため、タイ、アルゼンチン、アメリカの3戦すべてを欠場していた。

ロサイルで復帰予定、最終メディカルチェック待ち

Aprilia Racingの発表によると、マルティンは今週木曜日に最終メディカルチェックを受けたうえで、カタールGPに出走する予定。Noaleのファクトリーは、今季初めてフルラインアップでの参戦となる見込みだ。

ホルヘ・マルティン

「コースに戻れることに対する気持ちは言葉では言い表せません。少なくとも、走るチャンスを得られたことが本当に嬉しいです。 今週末の目標は、RS-GP25に少しでも自信を取り戻すことと、まずは周回を重ねること。正直に言うと、フィジカル的にはまだ100%ではないと思います。 レースを完走できるかどうかもわかりませんが、もし走り切れたら、それは回復の始まりという意味で大きな勝利になるでしょう。 一歩ずつ、自分の通常のレベルに戻れるよう頑張っていきます。」