表彰台に手応えを感じつつも、優勝争いには慎重な姿勢
ペドロ・アコスタは、決勝レースでの連続表彰台に手応えを感じつつも、依然として優勝争いには届いていないと冷静に分析している。今季序盤には欠けていたコンスタントさが徐々に戻りつつあり、経験の蓄積も手助けとなっている。予選の改善や電子制御の理解が進み、近戦では安定してトップ5に食い込む力をつけてきた。レッドブル・リンクでは、さらなる結果を目指し、かつて衝突も経験したチームとの信頼を武器に挑戦を続ける。

今季の成長を実感するアコスタのコメント
「こうした決勝レースで表彰台に立てるのは嬉しいです。結果はよくなっていますが優勝を狙える状況ではありません。ただシーズン序盤に発揮出来ていなかったコンスタントさを含め発揮ができるようになっていますし、過去の経験が役立つこともあります。」
「自分たちにとって連続で表彰台を獲得出来たことは大きいです、チームとも衝突がありましたしね。ここ最近の走りでは安定してトップ5が獲得できる状況になってきましたし、さらに良い結果をレッドブル・リンクで獲得したいですね。」
終盤の駆け引きとリアタイヤの温存戦略
「マルコにはあまり接近できる状況ではなかったので、終盤はリアタイヤを温存するようにしていました。終盤にペッコが0・6秒程度に接近してきた時は残りのすべてを発揮し逃げ切りました。」
弱点だった予選と電子制御への適応
「予選が今まで弱点だったんですが、最近は3列目を獲得出来ています。もちろん良い位置ではありませんが、最悪とも言えません。また経験も役立っています。今まではレース後半になるとバイクの複数の電子制御をどう扱うかがわかりませんでしたが、今は電子制御の使い方がわかってきました。KTMも自分たちライダーを後押しするのに苦戦していますが、ここ数戦は悪くありませんね。」