午後セッションでの果敢なアタックが実を結ぶ

ドイツGPでの苦戦を引きずっていたミルは、午前のセッションこそ難しい内容だったが、午後の豪雨下で気迫のアタックを敢行。最悪のコンディションでいち早くコースインし、新路面の乾き方を探る作業に集中した。この戦略が功を奏し、セッション終盤に記録した2分04秒811のタイムで総合7番手に浮上。アラゴンGP以来となるQ2進出を決めた。明日のドライ予報に向け、チームはさらなる改善点の絞り込みに取り組んでいる。

ウェットでの手応えとドライへの展望

「今日はすごく良い仕事ができました。完全にウェットな状態では自分たちはしっかり走れるし、自分も走っていていい感触がありました。午後のセッションが始まってすぐはかなり濡れていたので、そのタイミングではトップ近くにつけることができました。こういう状況では、天候がどう変化するかわからないので、常にトップ10付近にいることが重要です。ミックスコンディションになると少しフィーリングを失ってしまったので、バイクをもう少し乗りやすくする必要があります。明日は最初から正しい方向で始めて、ドライの時間帯を最大限に活かしたいです。」