ミル、母国レースで待望の表彰台獲得

ミルとHonda HRC Castrolは、2023年にミルがチーム加入以来着実に積み上げてきたパフォーマンスを、ついに母国レースで結果に変えた。スプリントと同様、ミルは序盤から一歩も引かない戦いを見せ、マルク・マルケスとペドロ・アコスタとの激しい争いを展開。中盤にはアコスタを制し、終盤にはマルコ・ベッツェッキの追い上げを寄せ付けず、3位を死守した。

ファクトリーHonda、2年ぶりの表彰台達成

ファクトリーHondaとしては2年ぶりの表彰台という快挙が実現した。Hondaにとっては本拠地での開催というタイミングでの表彰台であり、HRC上層部および本田技研工業の関係者が多数見守る中での快挙は、チーム全体にとって大きな追い風となった。なお、これはミルにとってグランプリキャリア初の日本GP表彰台となる。

ミル、歓喜のコメント「最高の週末」

「最高の週末になりました。正直、完璧だったと思います。昨日はポールポジションにも、スプリントの表彰台にもすごく近かったのに、あと一歩届かなかった。だから今日は絶対に逃せないと思って走りました。ロングレースでは全体のコントロールが重要なので、ブレーキングでアグレッシブに攻めてタイヤを温存しつつ、後半に差を広げてマルクにも迫ることができました。本当に素晴らしいですし、自分自身とHondaにとっても非常に嬉しい瞬間です。ここ日本で、こうした結果を出せたことは特別です。長い間、こうした瞬間を待っていたので、時にモチベーションを保つのが難しいこともありましたが、今日の結果はすべての努力が報われることを証明してくれました。次のロンボクも楽しみです。この流れを続けていきたいと思います。」