AMAスーパークロス第12戦セントルイスで、Honda HRC Progressiveは明暗が分かれる結果となった。ハンター・ローレンスが450SXクラスで3位表彰台を獲得し、ランキング首位に再浮上。一方、下田丈は250SXイースト/ウエスト・ショーダウンのヒートレースで負傷し、メインイベント出場を断念した。

450SXメインイベントでローレンスは、この日2度目のホールショットを決めてレースをリード。序盤はホルヘ・プラド、ケン・ロクスンと激しく競り合い、2周目に3番手へ後退した。路面コンディションが急速に悪化する中、前戦のクラッシュによる手首の痛みを抱えながら走行し、5周目から14周目までは一時表彰台圏外に沈んだ。それでも終盤に追い上げを見せ、再び3位に浮上してそのままフィニッシュ。今季8度目の表彰台を確保した。チームメイトではジョーイ・サバッチーが7位、クリスチャン・クレイグが11位、シェーン・マケルラスが12位でレースを終えた。
この結果によりローレンスはイーライ・トマックと同点でランキング首位に並び、ケン・ロクスンに5ポイント差をつけた。
250SXでは、下田がヒートレース序盤の混戦の中でジャンプを回避し転倒車両を避けた際、後続ライダーに接触され転倒。左下腿部に痛みを訴え、アルパインスターズのメディカルユニットに搬送された。初期診断では骨折は確認されなかったものの、今後MRI検査を含めた精密検査を受ける予定となっている。
なお、250SXウエストのチャンス・ハイマスは肩の負傷から回復し、フロリダでトレーニングを再開。AMAプロモトクロス開幕に向け準備を進めている。
次戦となる第13戦はナッシュビルで開催される。
ハンター・ローレンス
「先週の出来事や手首の状態を考えれば、この結果には満足しています。このトラックはデイトナやインディ以上に厳しいコンディションだったと思います。バンプも激しく、ジャンプも暴れていて、轍も深かったです。手首の影響で無理ができず、普段なら力でねじ伏せられるセクションでも対応しきれませんでした。骨折はしていませんが、関節はかなり腫れていて痛みがあります。それでも今日やれることはやれました。チームの支えもあり、状況は良いです。3人が接戦で、そのうち2人がレッドプレートを共有しているのは面白いですね。しっかり回復して、次のナッシュビルではまた戦える状態で臨みます」
下田丈
「週末についてはあまり話すことはありません。ヒートレースで1周も走りきることができませんでした。前で転倒したライダーを避けようとしていたところ、上から乗られてしまいました。アルパインスターズのメディカルからは骨折はないと言われましたが、靭帯損傷の可能性があります。MRI検査で詳しく分かると思います」
ラース・リンドストローム
「チャンピオン争いをしている2人のライダーがいると、こうした複雑な結果になるのがレースです。ジョーは実力を発揮する機会すらありませんでしたが、早期復帰に向けて全力でサポートしています。当初は非常に深刻に見えましたが、現在は軽度である可能性に希望を持っています。体重を足にかけられている点もポジティブです。ハンターについては満足しています。負傷を抱えた状態で、このような過酷なコースを走るのは最悪の条件でした。実際にトラックを歩いてみて、その過酷さを改めて実感しました。あのような荒れた路面でトップライダーたちがリズムを維持し続けるのは驚異的です。ポイント差を詰めてレッドプレートに並んだ結果には満足していますが、我々はさらに上を目指しており、このタイトル争いを最後まで戦い抜きます」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。