MotoGPオランダGP決勝でホルヘ・マルティンは3位を獲得し、シリーズランキングのトップに立った。開幕前のテストを負傷で欠場するなど苦しいシーズン序盤を送ったマルティンだが、近年の戦闘力の向上とともに着実にポイントを積み上げ、首位浮上を果たした。レース中はトラックハウス勢の小椋 藍とラウル・フェルナンデスに先行を許す場面もあったが、自らのペースを守り続けてポジションをキープした。レース後、マルティンはチャンピオンシップの現状や今後の戦略について語った。

ホルヘ・マルティン
「何よりも、まずマルコが無事であることを願っています。そして、小椋とラウルは本当に素晴らしいレースでした。チャンピオンシップリーダーになれたことはとても嬉しいです。6か月前はシーズンをスタートすることも怪しい状態でした。テストにも参加できていなかった中で、今こうしてチャンピオンシップをリードしているとは信じられません。今日のパフォーマンスには本当に満足しています。昨日から大きく改善できました。」
「今日はトラックハウスが強いと思っていました。序盤はプッシュしていましたが、差が広がらなかったですからね。ラウルがアタックしてくると思っていましたし、小椋も迫ってくるだろうと予想していました。ただ、自分は自分のペースで自分のレースを続けました。」
「レースをリードしている時はフロントのグリップも高くオーバーヒートもありませんでしたし、リアの温度もコントロールできていました。ただ、抜かれた後は多くの問題が出てしまいました。2位でラウルの後ろを走行していましたが、彼もミスなく走っていましたし、高速コーナーでのスピードはトラックハウスのほうが上でした。この理由を理解して改善していきます。アプリリアの他のバイクと走る中で、自分自身もバイクのことをさらに理解できていくと思います。」
「バイクのことを理解できれば結果を出せると言えますが、今のチャンピオンシップ順位には驚いています。とにかく自分がバイクを理解することを優先して進めてきました。結果を見るのではなく、自分のフィーリングを改善できるかを重視してきました。ザクセンリンクは好きなコースですから、楽しみたいですね。」
「アプリリアのライダーたちはデータを見ると極めて接近しています。タイム差もほとんどないんですが、小椋の後ろを走っていると、彼はコーナーごとに小さくなっていきます。彼はバイクを立てたまま体をかなりイン側に入れているので——(※小椋に「お前が言う?(笑)」と突っ込まれながら)——コーナーごとに先に行ってしまうんですよね。」
「こうやってカムバックした経験は重要ですが、何より重要なのはスピードです。ここ最近はどのレースでも競争力がありましたから、チャンスがあればと思っていました。ここ数戦でチャンピオンシップをリードする可能性はありました。ただ、今はとにかく毎戦完走することを考えています。その中で最大限のポイントを持ち帰ろうとしています。完璧なレースを目指していますが、最速ではない状況ではきちんとポイントを持ち帰ることを考えています。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。