アプリリア・レーシングのホルヘ・マルティンが、夏休み明け最初の予選でポールポジションを獲得した。1分56秒160のラップレコードを叩き出し、同じくトラックハウスMotoGPチームのラウル・フェルナンデスをわずか0.021秒差で抑えてトップに立った。3番手には小椋 藍(トラックハウスMotoGPチーム)が続き、アプリリア勢がフロントローを独占する形となった。4番手にファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ペルタミナ・エンデューロ VR46レーシングチーム)、5番手にマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)、6番手にマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が続き、選手権上位6名がそのままグリッド前2列を占めた。

Q1:最後まで目が離せない争い
Q1にはシルバーストーン過去優勝者4名が名を連ねた。ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTM テック3)、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)という顔ぶれで、12大会で12人目の異なる優勝者が生まれるかどうかも注目された。
最初のアタックが終わった時点では、フランコ・モルビデッリ(ペルタミナ・エンデューロ VR46レーシングチーム)がトップ、ディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)が2番手でQ2進出圏内にいた。しかし代役参戦のイケル・レクオナ(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が最終ラップに素晴らしいタイムを叩き出し、2番手に浮上した。セッション最後のアタックでは、クアルタラロが第1セクターでレッドタイムを記録して猛追したが、最終的にレクオナに0.050秒届かず惜しくもQ2進出を逃した。
Q2へ進んだのはモルビデッリとレクオナ。クアルタラロはモレイラを逆転してグリッド13番手となった。
Q2:ラップレコード更新合戦
最初のアタックではマルク・マルケスがアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)をわずかに上回りトップに立った。しかし残り数分でレッドセクターが続出し、順位が目まぐるしく入れ替わった。まずベッツェッキが金曜日のラップレコードに迫るタイムでトップに立ち、続いてラウル・フェルナンデスが1分56秒181を記録してラップレコードを更新した。さらに小椋 藍がタイムシートの上位に飛び込んで2番手に立ち、ディ・ジャンナントニオが3番手に入った。
しかし最後にマルティンが渾身のアタックを敢行した。全セクターでレッドタイムを刻み続け、1分56秒160を記録してフェルナンデスをわずかに上回りポールポジションを奪取。マルティン、フェルナンデス、小椋 藍とアプリリア勢がフロントローを独占した。
セッション中にリアユニットの一部を失ったベッツェッキも5番手と健闘。ノアーレ(アプリリア)勢の上位独占を唯一阻んだのは4番手のディ・ジャンナントニオだった。
グリッド全体の顔ぶれ
選手権上位6名が前2列を占める中、シルバーストーンのスプリントで2度優勝しているアレックス・マルケスが7番手で3列目の先頭に立った。Q1から勝ち上がったモルビデッリが8番手、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTM ファクトリー・レーシング)が9番手で3列目を締めた。
レクオナは印象的な10番手を獲得。ジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)は金曜日に自動的にQ2進出を決め、ヤマハ勢最上位の11番手となった。ジョアン・ミル(ホンダHRC カストロール)も金曜日のトップ10入りでQ2に進み、12番手を獲得した。
Q1を突破できなかったクアルタラロとモレイラはそれぞれ13番手・14番手。ルカ・マリーニ(ホンダHRC カストロール)が15番手で、2022年シルバーストーン優勝者のバニャイアが16番手に続く。バニャイアの後方にはリンス、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTM ファクトリー・レーシング)が並び、バスティアニーニは19番手と苦しい結果となった。
バスティアニーニのすぐ後方には地元イギリス人ライダーのカル・クラッチロウが続き、その差はわずか0.020秒だった。クラッチロウはカストロール・ホンダLCRでヨハン・ザルコの代役を務めており、フルタイム参戦から数年が経った今もその速さを見せつけている。
マーベリック・ビニャーレスの回復中に代役を務めるポル・エスパルガロ(レッドブルKTM テック3)がクラッチロウの後方に続き、トプラック・ラズガットリオグル(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)がその次に並んだ。ラズガットリオグルにとってシルバーストーンは、レッドブルMotoGP ルーキーズカップ参戦時代以来のコースとなる。グリッド最後尾はワイルドカード参戦のヤマハテストライダー、アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)が締めた。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。