2026年7月5日に開催される第47回FIM耐久世界選手権「コカ・コーラ」鈴鹿8時間耐久ロードレースで、Honda HRCがポールポジションからスタートすることが決まった。7月4日(土)に予定されていたトップ10トライアルが雨のため中止となり、スターティンググリッドが金曜日の予選結果に基づいて決定されたためだ。Honda HRCはジョナサン・レイの2分04秒422と高橋巧の2分05秒055を合算した総合タイム2分04秒738でトップに立ち、ポールポジションを獲得した。

当日午前中は曇り空のもと、気温約25℃と金曜日より涼しいコンディションで45分間のフリープラクティス2が行われた。Honda HRCはCBR1000RR-R FIREBLADE SPをレース仕様で走らせ、最終調整を完了した。セッションでは高橋巧が最初にコースインし、5周目に2分06秒267のベストタイムを記録。続いてジョナサン・レイが2分07秒354を刻み、最後の7分間をソムキャット・チャントラが担当して2分06秒325をマークした。チームのベストは高橋の2分06秒267となり、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMに0.173秒差の2番手でセッションを終えた。その後、注目のトップ10トライアルは開始直前に降り始めた雨により中止が決定。レースは7月5日(日)午前11時30分(日本時間)にスタートする。
高橋 巧
「今日はついに雨が降りましたね。明日の天気予報もまだはっきりしないので、正直どうなるか分かりません。自分としては気温35℃くらいのコンディションが理想ですが(笑)。それはさておき、チームとチームメイトを完全に信頼しています。2人とも素晴らしいライダーです。自分たちがやるべきことは全力を尽くし、どんな小さなミスも犯さず、8時間後にゴールラインを越えることです。それが最大のポイントです。今の状況を見ると、ファクトリーチームだけでなく多くのチームが速い。ただ、鈴鹿でこれだけ多くのレースを経験しているライダーは自分以外にはいないと思っているので、その経験に自信を持っています。その経験をチームにも伝えられていると信じています。水曜日から一歩一歩改善を重ねてきて、みんな大きな問題なくうまく走れています。だから特に心配はしていません。自分たちの力を出し切ることができれば、結果はついてくると信じています。」
ジョナサン・レイ
「昨日のラップタイムにはとても満足しています。トラフィックの中でまとめるのは簡単ではなかったので、あの結果は嬉しかったです。もちろん、トップ10トライアルができなかったのは残念です。1周のアタックというあのフォーマットがとても好きなので。ただ、あのコンディションでは中止にするのが正しい判断でした。全員にとって公平ではありませんでしたから。正直なところ、あの状況でコースに出ることには自分もかなり緊張していました。昨日の結果は受け入れますが、大事なのは明日です。ライバルたちはとても強く、耐久レースで起こりうるあらゆる状況への豊富な経験を持っているので、心から敬意を払っています。自分たちをミスター・メンに例えるなら、ソムキャットは『ミスター・タレント』、高橋さんは『ミスター・カーム』、そして自分は『ミスター・オールド』です(笑)。その3つの資質をうまく組み合わせれば、レースで素晴らしいパッケージになると確信しています。天気予報は確認するたびに変わっているので、予測しようとしてもあまり意味がありません。個人的には、完全なウェットか完全なドライのどちらかを望んでいます。コロコロ変わるコンディションはすべてを運任せにしてしまいますが、何が起きても自分たちはしっかり準備できていると思いますし、いい仕事ができると思っています。」
ソムキャット・チャントラ
「自分にとって、このラインナップでの鈴鹿8耐は初めてなので、本当に楽しみにしています。昨日の予選を見ていて、みんながどれだけ競争力を持っているかに驚きました。ラップタイムは信じられないほど速く、差もとても小さくて、いかに接戦かがよく分かりました。同時に、自分たちのチームも強いと感じることができました。大事なのは明日です。長いレースですが、自分たちには非常に良いパッケージがあります。タイヤもうまく機能していて、バイクも速く、チームも強い。だから心配はしていません。あとは集中力を保って全力を尽くすだけです。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。