日曜午後12時20分にスタートした2018年第15戦タイGP決勝レースで、NTS RW RACING GPのジョー・ロバーツが自己ベストリザルトの13位に入り、イタリアGP以来となるチャンピオンシップポイントを獲得しました。

決勝日のチャンインターナショナルサーキットは、このレースウィークで最も暑さが厳しいコンディションになり、この灼熱の条件下でMoto2クラスの激しいバトルが繰り広げられました。7列目スタートのオデンダールと8列目のグリッドについたロバーツは、ともにポイント獲得圏内のトップ15フィニッシュを目指してレースをスタート。1周目にうまくポジションを上げたロバーツは、序盤から果敢な走りでバトルを続けましたが、オデンダールは惜しくも3周目にフロントを切れ込ませて転倒。再スタートを切ったものの、大きく順位を下げてしまいました。最後まで諦めずにレースを走りきったオデンダールは、貴重なデータをチームに持ち帰り、ロバーツはNTS RW RACING GPのベストリザルトを自らの手で掴み取りました。NTSのホームレース・第16戦日本GPは、栃木県のツインリンクもてぎで10月19日(金)午前にフリー走行1回目がスタートします。

スティーヴン・オデンダール

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(決勝レース23位完走)
「スタートを上手く決めて、いいグループの中で走ることができていたけれども、3周目の3コーナーで他の選手を抜こうとしたときに運悪くフロントが切れ込んで、転倒してしまったんだ。チームには本当に申し訳ないことをしてしまったけれど、なんとか最後まで走りきってデータを持ち帰ることができた。今回はポジティブな要素の多かったレースウィークなので、次の日本ではこの成果を活かしてがんばるよ」

ジョー・ロバーツ

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(決勝レース13位入賞、3ポイント獲得)
「今日は全員が一丸となって、いいレースをできたと思う。シーズンベストリザルトを達成できて、本当にうれしい。スタートを上手く決めて、序盤で一気に多くのライダーを抜くことができたんだ。NTS RW RACING GPのチーム全員がすごくがんばってくれて、とてもいいバイクに仕上げてくれたおかげだよ。フィーリングよく走れて、皆の努力に応えることができた。僕たちの努力に見合うだけのリザルトを得られたことが、なによりうれしいんだ。今回のレースで、さらにどこを煮詰めればいいかということもハッキリと見えてきた。次はNTSのホームレースだから、もちろんトップ15フィニッシュを狙っていくよ」

ヤルノ・ヤンセン(チームマネージャー)
「今日は、ジョーがとてもがんばって、いいリザルトを獲得してくれました。この暑く厳しいコンディションのなかで、ジョーは状況を良く見極めながらじつにクレバーな走りでポイント圏内のフィニッシュを達成しました。皆の努力がチャンピオンシップポイントという具体的な成果に結びついたという意味でも、とてもうれしく思います。一方、スティーヴンもジョーに匹敵するリザルトを獲得できるチャンスは充分にあったのですが、悔しい結果になってしまいました。3周目の3コーナーで転倒してしまったのは残念ですが、がんばって最後まで走りきり、すばらしいファイティングスピリットを見せてくれました。次のレースでは、この努力を結果に結びつけてくれるでしょう」

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(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)