ハーレーダビッドソンが2017年第一四半期(1月-3月)の決算情報を公開しています。それによると全体で売上高は昨年比4.2%減少、アメリカ市場では5.7%減少となっているようです。

ハーレーダビッドソンの2017年1月〜3月期の完全希薄後の1株あたり利益は$1.05となり、前年同期における$1.36を下回った。2017年1月〜3月期の当期純利益は1億8640万ドルで、連結売上高が15億ドル、昨年同時期は当期純利益2億5050万ドル、連結売上高が17億5000ドルであった。

全世界における2017年1月〜3月期のハーレーダビッドソンの売上高は昨年比で4.2%減少。アメリカ市場における売上高は昨年比5.7%の減少となり、同様にアメリカ国内におけるモーターサイクル自体の売上高も同様の傾向を見せている。ハーレーダビッドソンのアメリカ国内における601cc以上のモーターサイクルのシェアは51.3%であり、昨年同期比より上昇している。アメリカ国外での売上高は昨年同期比1.8%の減少に留まった。

2017年1月〜3月期の販売台数はアメリカ市場の落ち込みにより減少。予想されていたように、アメリカ国内の販売はソフト業界の販売減少、また2017年モデルの出荷を減らすというハーレーの意思決定に影響された形となる。この意思決定によりディーラーは2016年モデルの在庫を整理することが出来たと言える。アメリカ国外ではアジアパシフィック地域の販売不振により減少しているもののラテンアメリカ地域では力強いセールスを記録している。ヨーロッパ・アフリカ、カナダは昨年比8.8%、16.3%の成長を見せた昨年と比較して減少している。

ハーレーダビッドソンの2027年までの計画は下記の通り

・アメリカ国内で新たに200万人のハーレーのライダーを増やす
・アメリカ国外でのビジネスボリュームを年間比50%の割合まで増やす
・新たに100種類のインパクトのある車両を発表する
・投下資本に対して優れたリターンを実現する
・環境負荷を増加させるにビジネスを成長させる。

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