オデンダールがレースに復帰、ベンスナイダーは好タイムNTS陣営のスペインGP初日は快調なスタート

第4戦スペインGPが同国アンダルシア地方のヘレスサーキットで始まりました。金曜午後のフリープラクティス(FP)2回目のセッションで、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーは6番手タイムを記録する好調な走り出しを決めました。また、負傷欠場を強いられていたスティーヴン・オデンダールが、今回のレースウィークから戦列に復帰。初日総合順位は21番手、と好内容で午前と午後2回のセッションを締めくくりました。

足の負傷により二度の手術を実施したオデンダールは、開幕戦以降欠場を強いられていましたが、順調な回復を見せて現場へ復帰を果たしました。ヘレスサーキットは負傷前にプレシーズンテストを実施した場所でもあり、それだけに復帰緒戦の地としては理想的といっていいでしょう。

一方、ベンスナイダーにとっては今回がNTS勢として4戦目のレースです。マシンへの着実な順応を続け、今朝のFP1では早速、11番手タイムを記録しました。午後のFP2は午前よりも温度条件が高いなかでの走行になりましたが、ベンスナイダーはこのセッションで6番手タイム。初日総合では12番手でしたが、現状の順位は、明日土曜の予選QP2へダイレクト進出できる上位14名の暫定的な枠内に入っています。

ボ・ベンスナイダー選手コメント

(FP1、11番手FP2、6番手総合12番手)
「今日はとてもうまく行った。FP1では硬めのタイヤで走り出したので、序盤は少し苦労したけど、柔らかいタイヤに交換して、目標にしていた上位12番手以内のタイムを出すことができたよ。FP2は風が強くて温度条件も高かったので厳しかったけれども、午前と遜色ないタイムで走ることができた。今回、ダンロップから供給された新タイヤは、接地面が広いので、新舗装の路面とうまくマッチして旋回時に高いグリップを得ることができるんだ。今のところ気持ちよく走れているけれども、もっとタイヤ性能を引き出していきたい。ここまでは順調でいい初日だったので、明日もこの調子でがんばって予選Q2へダイレクトに進み、さらにいい走りをしたい」

スティーヴン・オデンダール選手コメント

(FP1、21番手FP2、22番手総合21番手)
「久々に乗るバイクは、とても気持ちがいいね。今日の初日はフィーリングを取り戻すことと、セットアップをいろいろ試すことに費やした。もう少しタイムを詰められるかと思っていたけど、それは明日に向けての宿題だね」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)