ミシュランは母国フランスに戻り、ル・マンで開催されるMotoGP TM世界選手権 第5戦SHARK Helmets Grand Prix de France(フランス・グランプリ)に臨みます。ミシュランにとってフランス・グランプリは一年で最も象徴的な大会のひとつでもあります。
5つの左ターンと9つの右ターンを持つ1周、4,185mのブガッティ・サーキットは2016年に再舗装され、その新しいアスファルトの効果は翌2017年のシーズンのラップタイムにすぐに現れ、ミシュランはすべてのラップレコードとレースレコードタイムを打ち立てました。このサーキットに向けて用意されるMICHELIN Power slickは、前後ともソフト、ミディアム、そしてハードコンパウンドで、リアタイヤはコーナー数が多い右側をよりハードにした左右非対称設計です。
フロントのハードタイヤはシーズン開幕時に割り当てに加えられた新しいコンパウンドのタイヤで、またリアタイヤもシーズン前にテストされ、今年のレンジに加えられた新しいテクノロジーのコンパウンドのものです。
ブガッティ・サーキットは非常にタイトで低速コーナーが多いことから、ブレーキング時のフロントタイヤの安定性と、ハードな加速時のリアタイヤのトラクションが要求されます。この大会のためのタイヤの割り当てはこうした要求に対応したタイヤが選ばれています。
フランス・グランプリは熱狂的なファンとサポーターがコースサイドで応援するとても人気のある、活気にあふれたレースです。レースウイークエンドには大観衆が訪れることが予想されるでしょう。グランプリが開催されるこのブガッティ・サーキットは、良く知られているル・マン24時間サーキットの一部を構成しています。また、サルト県に位置している
ことから、雨の可能性を排除することが決してできないのが特徴的です。
ウエットコンディションとなった場合に備えて、MICHELIN Power rainはソフトとミディアムコンパウンドが用意され、スリックタイヤと同様、リアは右側をよりハードとした左右非対称設計となっています。
ミシュランとMotoGPライダーたちは、金曜日朝に予定される2回のフリープラクティスセッションから開始します。プラクティスセッションは土曜日にも2回予定されていて、その後、同日午後にはライダーたちがスターティンググリッドのポジションをめぐる争いを展開する公式予選が行われます。2019年MotoGP世界選手権第5戦決勝は、5月19日日曜日、現地時間14時00分、日本時間5月19日日曜日21時00分に27周で争われるレースのスタートが合図されます。
2輪モータースポーツグループ・マネージャー:ピエロ・タラマッソ
「今週末の大会は私たちにとってシーズンの中でも最も重要な大会のひとつです。私たちのホームグランプリなので、多くのファンが応援に来てくれますし、ミシュランからもたくさんやって来ます。多くの人たちが好パフォーマンスを期待しているので、素晴らしいショーをお見せすることが絶対に必要なのです。」
「ル・マンのブガッティ・サーキットは私たちが数々の記録を樹立しているサーキットであり、基準としているサーキットでもあります。これは再舗装されて以来、アスファルトが非常に優れているからですが、だからといって私たちがさらなる進歩を目指していないということではありません。私たちは供給するタイヤレンジに新しいコンパウンドのものを用意しています。これは今年初めに実施したテストの後に追加したもので、前回のヘレス・サーキットで見られたようにライダーたちのパフォーマンス向上に間違いなく寄与するでしょうし、今回も素晴らしいレースをお見せするための要因のひとつとなるでしょう」
(Source: michelin)
(Photo courtesy of michelin)