鈴鹿8耐で行われている8耐久のテスト2日目には、初日同様に中須賀克行、アレックス・ロウズが参加。Yamaha Factory Racingチームはさらにマシンセットアップを進めました。ライバルの進歩も横目で捉えつつ、チーム、ライダー達はしっかりとテストスケジュールを進行。今年も優勝を飾るために集中を続けています。午前中のセッションでは中須賀は 2’06.416というタイムを記録。これによってこの日の2番手タイムとなり、ロウズも同様に6秒台を記録。

午後のセッションでは中須賀は日立オートモティブシステムズシケインにて転倒。しかし怪我はなく、バイクの損傷も最小限に留まっています。ロウズは初日からタイムを1秒近く更新しこの日3番手。その後はピットストップ練習を進めました。Yamaha Factory Racing チームはスムーズに予定をこなし5連覇を狙います。テストはこの先7月9日、11日に開催され、中須賀がマシンのセットアップを担当。その後は7月25日のレースウィークを迎えることとなります。

中須賀 克行

「新しいパーツをいくつか試し、バイクも走行ごとにフィーリングが改善しています。アレックスもセッティング確認のためにバイクを走らせ、良い感覚を得ています。小さな転倒もありましたが怪我はありませんし、バイクのセットアップも良い形で進んでいます。ライバルも高速タイムを記録していますが、そこまで離されているわけではありません。このテストは実に生産性のある2日間だったと思います。チームとの関係性も良くなり、チームメイトは超一流です。次回テストでライディングするのは自分のみで、さらにR1に変更を加えていこうと思っています。これで自分とチームメイトがさらに良い状態でバイクに乗れるようになるでしょう。マイケルもしっかりと回復を続けているようですが、彼が参戦出来るかどうかはまだわかりません。とにかく今は自分に出来ることを進め、いかなるケースにも対応出来るよう準備をしたいと思います。」

アレックス・ロウズ

「今日は中須賀と一緒にいくつかのセットアップを試し、互いに良いフィーリングを得ました。R1ということは同じですが、WSBKで乗っているものとは全くの別物です。そのため周回数を重ねるということが非常に重要です。このテストではしっかりと前進が出来、タイヤチョイスに関して、ピットストップ練習などを進めました。これからイギリスに帰り、プローモーションイベントへの参加、そしてWSBKのドニントンパークがあります。その後アメリカでラグナ・セカ戦があり、8耐のために日本に戻ってきます。実にハードスケジュールですが、ラグナ・セカの後はアメリカで少し体を休めるつもりです。これで鈴鹿8耐には出来る限り良い状態で戻ってくることが出来るでしょう。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)