昨年は大混戦のレースを制したマルケス。例年アッセンはホンダが苦戦するトラックと語りますが、そろそろこの「どのトラックでどのバイクが速い」という方程式も当てにならなくなってきている状況です。オランダでドヴィツィオーゾより前でレースを終えれば、その先はマルケスが得意としているザクセンリンク、そして夏休みとなります。
マルク・マルケス
「チャンピオンシップは長いですが、今まで良い形でライディングを続けてきています。これから苦戦するところもあると思いますし、もっと情熱を持って走る必要があるレースもあるでしょう。モントメロのテストも良かったですし、今回は異なるレイアウトでテストした内容が機能するかのテストもする予定なんです。ドイツもすぐにありますが、良い形で夏休みを迎えたいと思います。」
「ここは通常ホンダが苦戦するサーキットで、ヤマハとスズキが速いトラックです。しかし昨年はホンダも戦闘力を発揮しましたし、昨年はファンにとっては大混戦で見応えのあるレースだったと思います。また昨年はレース結果もそうですが、週末を通じてフィーリングは良かったんです。特にセクター3とセクター4は良い感触で今年も表彰台、優勝を狙いたいと思います。」
「トラックが暑いと路面はスリッピーになり限界がわかりにくくなります。レースは100%で攻めているため転倒が起きやすいんですが、今週は気温が高くペースは遅くなることを予想しています。しかし、バルセロナのような転倒の続出はレイアウトによるもので、アッセンはレイアウト的にも転倒は多くないはずです。」
「今回はロレンソは新しいフェアリングを試すようですが、自分はとにかく自分のパッケージに手中しています。彼は苦戦していて、ホンダも彼を助けています。それに新しいといっても、彼が試すのは自分がモントメロのテストで使ったものかもしれませんしね。自分は自分のパッケージ、ボックスでの作業に集中するのみです。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)