レースウィーク前に脛骨骨折、靭帯を損傷したカル・クラッチロー。そんな怪我があるとは思わせない走りで3位表彰台を獲得。表彰台を獲得したことで、良い気分で怪我の回復に専念することが出来そうです。

カル・クラッチロー

「表彰台に戻ってこれて嬉しいです。チームが素晴らしい作業をしてくれたんです。今週末はレースペースに向けて作業をしてきて28周を22.7秒台で走行出来ました。今日はマーべリックが話したように機能とは大きくコンディションが異なっていました。中盤はマーべリックよりもペースが良かったんですが、後ろには多くの選手がついてきている状況でした。」

「残り5、6周でアタックしようとしていたんですが、風が強くヘルメットのベンチレーションから風がかなり入っていて、汗が目に入ってそれをなんとかしようとしたりしていました。それで残り2周のところでターン10で大きなミスをしてリアを失ってしまいました。ホンダはスロットルをオフにした瞬間のコントロールが非常に難しいんですが、これでマーべリックを逃してしまったんです。チームとホンダはハードに作業をしてくれていますし、この結果は本当に自分達の頑張りに見合った結果でしょう。」

「過去数戦良い形ですし、バルセロナでは最高のレースでした。またアッセンでもスタートでミスがありました。ですから良いスタートをしなければと思っていました。マーべリックよりも良いペースがある部分もあったんですが、ターン11では彼のほうが圧倒的に速かったんです。これから3週間の休みに向けて表彰台を獲得して向かうことが出来るのは最高ですね。」

「毎回レース前に怪我をしているような感じがしますが、その度にルチオがパニックになっていてね。今回も妙な怪我をしましたけど、レースをする分には問題ありません。それに対して特に文句を言うこともありませんし、それ自体を言い訳に使うこともありません。ただ現時点でバイクはあまり旋回性が良くないのは事実です。今日はリアをスライドさせることで旋回性を確保出来ました。ブルノ、それからオーストリアでも改善していきたいですね。」

(Source: LCR Honda)

(Photo courtesy of michelin)