NTS陣営の両雄は決勝に向けて自信を深める

土曜日のセッションで、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーとスティーヴン・オデンダールは好調な走りを披露しました。特にベンスナイダーは午前のフリープラクティス(FP)3回目で鋭い速さを発揮して、上位タイムの14選手が選出される午後の予選Q2にダイレクト進出を果たしました。このセッションでベンスナイダーは15番手タイムを記録。明日の決勝レースに向け、5列目15番グリッドを獲得しました。オデンダールは2回の予選のうち最初に行われるQ1で13番手。明日の決勝は9列目27番グリッドからのスタートとなります。

前戦のオランダGPでは苦戦を強いられましたが、その巻き返しを狙って今回のレースに挑んだチーム全員の努力がしっかりと実った、とマネージャーのヤルノ・ヤンセンは述べました。「先週のホームGPは苦しい戦いになってしまいましたが、今回のレースウィークは皆の努力が実り、今日午前のFP3でボが1分24秒178という好タイムの9番手を記録してくれました。午後の予選Q2ではわずかにそのタイムに届かず1分24秒327でしたが、明日のレースに向けて手応えは良く、15番グリッドという良い位置からのスタートなので、きっと好結果を持ち帰ってくれることでしょう」

ボ・ベンスナイダー選手コメント

(予選15番手:1分24秒327)
「前戦は悔しい結果だったけど、今回はとてもうまく進めている。昨日狙っていたとおり、今朝のセッションでいい方向性を見いだしたことがこのグリッドにつながった。一発タイムだけではなく、安定して高水準のラップタイムを刻めているのが強みだね。午後は温度条件が上昇したのでリアタイヤが滑りやすくなり、フロントからはチャタリングも発生した。そのために午前と同じようなラップタイムを記録できなかったのは残念だけれども、15番手というタイムは悪くないと思う。」

「Moto2クラスは激戦でタイム差が少ないので、ほんの少しの差でもポジションが大きく変わってしまうんだ。フリープラクティスで常に上位にいたブラッド・ビンダー選手が僕の後方からのスタートになるので、それも明日のレース戦略にうまく活かしていきたい。これからチームとしっかりと走行データを検証して、決勝に備えたい。気象予報によると、明日の温度は20°C前後で、今日と比べると10°Cほど低くなるということだけど、僕たちにとっては涼しいほうが有利だと思う。明日は全力を出しきって戦うよ」

スティーヴン・オデンダール選手コメント

(予選27番手:1分25秒059)
「今日はタイムアタックがうまくいかなかったので、狙っていたようなグリッドを獲得できなかったけれども、レースペースはかなりいいんだ。セットアップに変更を施したことで、気持ちよく乗って安定したラップタイムを刻めるようになった。一発タイムを出せなかったことは残念だけど、明日はスタートを決めてどんどんポジションを上げていくようにがんばるよ」


(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)