DucatiはパニガーレV4のストリートファイターバージョンとして「ストリートファイターV4プロトタイプ」を発表したが、2020年モデルとして、ムルティストラーダV4を発売するという噂が出ている。

現時点ではリーク写真などはないが、Motorrad Magazineは、プロトタイプのテストが行われているのを見たと報じている。これがどの程度信頼に値する情報かは定かではないが、実際にこれが2020年に発表されると仮定して考えると、ラインナップ上の車両の性格や位置づけは、V2のムルティストラーダとは全く異なるものとなる可能性が高い。

V2のムルティストラーダは、ムルティストラーダ1260エンデューロの登場があったように、オフロード走行を楽しみたいユーザーに向けてより特化した存在となっている。実際問題としてメンテナンス性が悪く、重いV4エンジンを搭載したピュアオフロードモデルというのは矛盾した存在であるため、ムルティストラーダV4が発売されるのであれば、V2のムルティストラーダでは実現出来ない高いスポーツ走行、オンロードよりのマルチパーパスモデルとして登場する可能性が高い。

2020年モデルとして、今年のEICMAで発表が予定される「ストリートファイターV4プロトタイプ」に加えてムルティストラーダV4が登場するかどうかを楽しみに見守りたい。

(Photo courtesy of Ducati)