チェコGP決勝でNTS陣営はポイント獲得を逃す ベンスナイダー17位、オデンダールは22位でゴール

第10戦チェコGPの決勝レースを、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーは今シーズンのベストグリッドとなる8番手からスタートしました。しかし、残念ながらこの高グリッドを結果に結びつけることがかなわず、17番手でレースを終えました。チームメイトのスティーヴン・オデンダールは22位でチェッカーフラッグを受けました。レースのスタートは、その後の展開に大きな影響をもたらします。ベンスナイダーは1周目で22番手までポジションを落としてしまいました。

24番グリッドスタートのオデンダールにもオーバーテイクをされましたが、その後、ベンスナイダーは最後まで諦めずに順位アップを目指し、数ポジションの回復に成功しました。しかし、後方からの追い抜きは難易度がさらに高くなり、19周の戦いを終えて17位でチェッカー。ポイント圏内には届かず、優勝したアレックス・マルケス選手からは33秒の差でした。22位のオデンダールは、優勝者から46秒差でした。チームマネージャーのヤルノ・ヤンセンは満足できない表情で今日のレースを振り返りました。「練習走行ではトップ15につけて、予選でも8番グリッドを獲得したのですから、決勝レースでもポイント圏内でゴールしてくれるものと期待をしていただけに、この結果は非常に残念です。スティーヴンは練習走行で何度か転倒をしてしまったために、今週は充分な積み上げをできませんでした。肉体的にも100パーセントの状態ではなく、その状態で挑んだ今日のレースは、これが最善の結果だったかもしれません」

ボ・ベンスナイダー選手コメント

(決勝レース:17位)
「今日のレースはスタートで失敗をして、チームの皆には本当に申し訳ないことをしてしまった。序盤はうまく集中しきることができなかった。そのために大きく順位を落としてしまい、そこからポジションを上げていくのはとても難しかった。今日はなぜかバイクに気持ちよく乗ることができず、コーナー進入のブレーキングでかなりタイムをロスしていた。それもあって、前に追いついていくのはかなり厳しい状況だった。今日のレースは、とてもいいとは言えない結果だ。だからこそ、来週のレースではこの悔しさを糧に、大きく挽回をしてみせるよ」

スティーヴン・オデンダール選手コメント

(決勝レース:22位)
「今日のリザルトは本当に残念だ。スタートはうまく決まったけれども、その後にペースを維持することができなかった。来週のオーストリアでは、この問題を解決して、いい結果を獲得できるように全力でがんばるつもりだ」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)