ブルノ以降バイクを大きく変えたことで、ようやくフィーリングが戻ってきたと語るロッシ。結果が出ないと引退論がすぐに出てくる年齢と自分自身を揶揄しつつも、予選2位という結果は心から嬉しいだろう。
バレンティーノ・ロッシ
「金曜からフィーリングは良かったんですが、改善を続けてきました。FP4でも良いペースの中、予選に備えることが出来ました。表彰台を狙うなら予選でTOP5は必要ですが、最後のタイヤではバックストレートで皆が待っている状況でした。他の選手を引っ張りたくなかったのでスローダウンして、残り1回のアタックで良いタイムを記録しました。」
「シーズン中盤ではスピードがありませんでしたが、今まで限界でライディング出来ていませんでした。しかしブルノ以降にバイクを大きく変えて、フィーリングを取り戻しました。苦戦すると思ったオーストリアではブルノよりよい結果を出すことが出来ました。」
「しかし今回レースは長く、5人、6人と良いペースの選手がいます。最初から最大限の力でプッシュすることが必要ですね。シルバーストーンはヤマハにレイアウト上合っています。グリップも良くなっていますし、ヤマハのバイクはバンプがあってもさほど問題ではありません。」
「全体的に見てヤマハはようやく良い方向に進んできたと言えるでしょう。加速も多少良くなっていますし、ライディングも容易になってきました。ストレートスピードは確かに負けていますが、ここはトラックの作りからしてストレートスピードはそこまで重要ではありません。それが助けになっていますね。」
「20周のレースは長丁場です。天候は暑くなりそうですが、イギリスで日差しが強いことに関して文句は言えませんよね。熱いコンディションは嬉しいですし、モチベーションは高いですし、フィジカルも良い調子です。ロレンソを見ればわかるように、フィジカルが100%でなく、バイクを100%信頼出来ていないと、どうしても苦戦するものです。」
「それに自分の年で3戦連続で結果を出していないと、やれ年だとか、やれ家で隠居してろとかそういった声が大きくなってくるものですしね。ですから、良い走りが出来れば競争力が発揮出来るんだということがわかって嬉しいですね。明日は表彰台を獲得したいですね。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of michelin)