マーべリック・ビニャーレスの転倒で地元オーストラリアで初めて表彰台を獲得したジャック・ミラー。マルケス、ビニャーレス、クラッチローの後ろは抜きつ抜かれつの激しいバトルだったが、その中で粘り強く走ってもぎ取った表彰台だった。

ジャック・ミラー

「残り2コーナーで誰かが転倒するなんて望まないものですが、今日はこういうレースでした。マルクとマーべリックはリアにソフトを履いていましたが、自分はタイヤの消耗が大きいですし、ハードタイヤを履きました。彼らのほうがスロットルコントロールが上手なのかもしれませんし雨が降ることを望んでいたのかもしれません。」(※フラッグtoフラッグでバイク交換するということ)

「今日は4位がベストという状況だったかもしれませんが、スタートでダニーロ・ペトルッチが転倒して、自分もハードだったので心配になりました。彼のバイクをなんとか避けることが出来ましたけど、彼が無事であることを願います。」

「今日はバレンティーノが速かったですが、その後ペースが落ちて、アプリリアも同様に後退、それからリンスもターン2で追いついてきましたがペースが落ちました。その後ドヴィツィオーゾが前に来て、ペッコにも抜かれました。でも若いチームメイトに抜かれるというのは強烈なモチベーションですからね。ペッコを抜き返して、ドヴィツィオーゾを見ると彼のリアタイヤは完全に終わっていてターン2でハイサイドになる寸前でした。その後ドヴィも抜いて前に行けたんです。」

「ターン9に差し掛かるとマーべリックの転倒で土煙が上がっていて、自分の心拍は一気に跳ね上がりました。これで俺が3位なのか?って驚いたんですよ。最後のストレートはフルパワーで立ち上がって、誰にも抜かれないようにしたんですよ。」

(Source: Pramac)

(Photo courtesy of michelin)