序盤レースをリードしつつも、ディ・メグリオの転倒に巻き込まれたマイケル・ファン・デル・マークだが、あの転倒がなければYamaha Sepang Racingは終盤までYARTヤマハのカネパと首位争いが出来た可能性もあったし、MotoGPライダーのフランコ・モルビデッリの圧倒的なペースを考えると優勝を狙えたかもしれない。
セパン8時間耐久のために集まったマイケル・ファン・デル・マーク、フランコ・モルビデッリ、ハフィズ・シャーリンというドリームチームだったYamaha Sepang Racingだったが、予選ポールポジション、決勝レースでの素晴らしい追い上げなど、地元セパンでファンを大いに沸かせてくれた。
ディ・メグリオのせいで酷いハイサイドをくらった
マイケル・ファン・デル・マーク
「奇妙な8時間耐久レースでしたが、レースコンディション自体は悪くなかったですね。スタートからバイクのフィーリングは良くてペースも速かったと思います。ですから、トップに立った後にペースを維持してリスクを犯さずに前のライダーについて行こうと思っていたんです。周回遅れに追いついたあたりで前に出ようというのがプランだったんですよ。」
「ディ・メグリオはどんなプランだったのかわかりませんが、最終コーナーで彼が抜きにきて、それも駄目になってしまいましたね。彼のせいで酷いハイサイドをくらいましたが、チームが素晴らしい作業をしてバイクを直してくれたので、すぐにレースに復帰出来ました。順位を別にすればレースを楽しめましたよ。」
「フランコが最後に走らせた時はものすごいペースで走行していましたが、総合7位(EWCクラス6位)を獲得出来たのは大きな驚きです。今週末懸命に作業してくれたチームには感謝ですし、一緒にレースを楽しめたフランコとハフィズにも感謝ですね。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of yamaha-racing)