ペトロナス・ヤマハ・SRTのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデッリはセパンテストで1位、2位を獲得。2020年の新しいカラーリングでのスタートは幸先良い形となった。セッション自体は午後から雨が振り、午前中にタイムを出したファビオ・クアルタラロがトップタイムを獲得した。ファビオ・クアルタラロは初日2019年型を操縦し、52周走行して1:58.945を記録している。
クアルタラロは2019年型、モルビデッリはAスペックマシンをテスト
フランコ・モルビデッリはAスペックマシンのテストを実施。これは彼が昨年11月にヘレスで使用したモデル。(※今年はファビオ・クアルタラロがファクトリーマシン、フランコ・モルビデッリはAスペックマシンを使用する。)フランコ・モルビデッリはすぐさまチームメイトに匹敵するタイムを記録し、雨が降った午後も精力的に周回を重ね62周を走行している。この日のベストタイムは1:58.996。
本日2日目のテストではファビオ・クアルタラロは2020年型のファクトリーマシンを使用してテストを行う。走行は現地時間18時までだ。
明日は新型マシンを試すのが楽しみ
ファビオ・クアルタラロ
「3ヶ月ぶりにバイクに乗れて最高の気分です。今日はMotoGPバイクの感覚に再びなれることが目的で、昨年のバイクで周回を重ねました。ミディアムを使用してセッション前半に良いタイムを記録しました。明日は晴れてさらにテストを進めたいと思いますし、新型バイクを試すのが待ち遠しいですね。トップタイムは常に嬉しいですが、今日はまだ初日です。多くの選手が新しいバイクを試しているなかですから、彼らにとっては難しい状況です。このバイクは2019年型ですから勝手はよくわかっているんです。とは言え1番手のほうが10番手より常に嬉しいもので、明日はとにかく新しいバイクが楽しみです。」
ストレートスピードが増した
フランコ・モルビデッリ
「良い気分です。初日としてはポジティブでしたね。すぐにスピードを発揮出来てバイクに適切な変更を施すことも出来ました。今日は62周を周回しましたが、初日としては悪くない量でしょう。午後は雨が振って作業がゆっくりになりましたが、午前中と午後の早い時間に良い仕事が出来ました。」
「明日はプログラムに従って細かい部分の作業を進めますが、全体的には満足しています。ストレートで少しスピードが増していますので、これに関して嬉しいですね。バイクのその他の部分の性格はそのままですから、流れるようなライディングを引き続きすることが可能です。とは言え、もう少しトップスピードが欲しいことも事実です。ヤマハの今の所の作業内容には満足しています。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of yamaha-racing)