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Pirelli(ピレリ)レースレポート フィリップアイランド戦レース1をヤマハに移籍したラズガトリオグルが制する

Pirelli(ピレリ)レースレポート フィリップアイランド戦レース1をヤマハに移籍したラズガトリオグルが制する

オーストラリアのフィリップアイランドにおいてFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)の開幕戦が開催された。優勝したのはトプラック・ラズガトリオグルで、4番グリッドからのスタートで、マイケル・ファン・デル・マーク、アレックス・ロウズ、スコット・レディングとのバトルを制した。

ライダー達はほぼSC1 W1049デベロップメントタイヤをリアに使用。これは過去2シーズンに渡りレースで活躍したタイヤだ。このタイヤによってレーススタートから完走まで素晴らしいレースペースを各ライダーが発揮している。

ジョナサン・レイは6周目にトム・サイクスとの接触でコースアウト、トプラック・ラズガトリオグルはヤマハで高い戦闘力を発揮したが、同様に新しいバイクでのレースとなったスコット・レディングとアレックス・ロウズもスピードを発揮。

またレオン・ハスラムも5位で完走し、トップ5台が異なるメーカーのバイクとなった。これは同時にピレリのタイヤが幅広い適合性を発揮したとも言えるだろう。

レースは現地時間15時にスタート。トム・サイクスがポールポジションからスタートしている。サイクスは素晴らしいスタートだったが、昨年チャンピオンのジョナサン・レイも同様に素晴らしいスタートとなり、すぐにサイクスをオーバーテイクしている。

2人のバトルは激しさを増し、6周目に2人は接触。レイは押し出されてグラベルに突入。その後最後尾でレースに復帰した。 サイクスはトップでレースをリード、スコット・レディングとマイケル・ファン・デル・マーク、トプラック・ラズガトリオグルと共にトップ争いを展開。

中盤になるとサイクスは苦戦をはじめ、スコット・レディング、マイケル・ファン・デル・マーク、トプラック・ラズガトリオグルに先行を許して、最終的に9位でレースを終えた。アレックス・ロウズは8位から4位に順位を上げてレースを終えている。

最終ラップにトプラック・ラズガトリオグル、アレックス・ロウズ、スコット・レディングが激しいバトルを展開。最終的に優勝したのはトプラック・ラズガトリオグル、2位にアレックス・ロウズ、3位をスコット・レディングが獲得した。

フィリップアイランド戦レース1結果

1) T. Razgatlioglu (PATA YAMAHA WorldSBK Official Team / Yamaha YZF R1)
2) A. Lowes (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)
3) S. Redding (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
4) M. van der Mark (PATA YAMAHA WorldSBK Official Team / Yamaha YZF R1)
5) L. Haslam (Team HRC / Honda CBR1000RR)
6) Á. Bautista (Team HRC / Honda CBR1000RR)
7) L. Baz (Ten Kate Racing Yamaha / Yamaha YZF R1)
8) C. Davies (ARUBA.IT Racing – Ducati / Ducati Panigale V4 R)
9) T. Sykes (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMWS1000 RR)
10) M. Rinaldi (Team GOELEVEN / Ducati Panigale V4 R)
11) E. Laverty (BMW Motorrad WorldSBK Team / BMW S1000 RR)
12) F. Caricasulo (GRT Yamaha WorldSBK Junior Team / Yamaha YZF R1)
13) S. Cortese (OUTDO Kawasaki TPR / Kawasaki ZX-10RR)
14) G. Gerloff (GRT Yamaha WorldSBK Junior Team / Yamaha YZF R1)
15) M. Scheib (ORELAC Racing VERDNATURA / Kawasaki ZX-10RR)
RT) T. Takahashi (MIE Racing / Honda CBR1000RR)
RT) X. Fores (Kawasaki Puccetti Racing / Kawasaki ZX-10RR)
RT) J. Rea (Kawasaki Racing Team WorldSBK / Kawasaki ZX-10RR)

レース1でSBKライダー達が選択したタイヤ


レース1ではリアにほぼ全てのライダーがミディアムコンパウンドのW1049(オプションA)を選択した。これは既にレースで昨年使用されていたタイヤで、ポールポジションを獲得したトム・サイクス、高橋巧がSC1 Y0966デベロップメントタイヤ(オプションB)を使用している。

フロントに関してはほとんどのライダーがスタンダードSC2(オプションB)を使用。数名がスタンダードSC1(オプションA)を使用した。

・PIRELLI BEST LAP AWARDはジョナサン・レイが獲得 タイムは2周目に記録した1’30.501
・最も使用されたフロントタイヤはスタンダードSC2(18台中12台)
・最も使用されたリアタイヤはデベロップメントSC1 W1049 200/65)18台中16台)
・Pirelli DIABLO™ Superbikeでの最高速度はアルヴァロ・バウティスタが記録した327.3 km/h
・WSBKクラスのライダーが使用可能だったタイヤはフロント4本、リア8本
・ライダーが使用出来たタイヤは合計で76本、フロント32本、リア44本だった。
・気温20℃
・路面温度39℃

(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)

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