木曜のプレスカンファレンスからマルケス選手のコメントを抜粋でご紹介します。前回ヤマハが有利と言われたヘレスで、ホンダが完璧なレースをした事を受けて、昨年苦戦したル・マンで、今年はどうなるかわからないと言います。

 

ニック・ハリス

「良い結果の後でチャンピオンシップ争いに戻ってきましたね。」

マルク・マルケス

「ええ。ヘレスでは本当に全てのホンダチームにとっては大きな驚きでした。通常ホンダが苦戦するサーキットですし、通常は自分にとっても厳しい週末になりますから。ただ今年は自分も最終ラップまで優勝争いをすることが出来ました。結果に関しても月曜のテストに関しても嬉しく思っています。いろいろな事を試し、多くの周回をこなしましたし、少しですが改善することが出来ました。今回ル・マンでもどうなるかですね。ここでは2年前も昨年も苦戦しました。ただ今年は状況が違うようですし、バイクも異なります。自分達はクラッチローがヤマハのライダー達と共にテストしたデータがありますから、それを使って良いペースで走れるようにしたいと思っています。」

 

ニック・ハリス

「良いレースと悪いレースが混じっていると言えると思いますか?」

マルク・マルケス

「チャンピオンシップを戦う中では、時に”優勝できる”という感覚、”表彰台を獲得出来る”という感覚があるんです。ただ、自分が好きなこのトラックでの今週末がどうなるかはわかりません。自分がお気に入りのトラックではけして結果が出ないという事もあるんです。2014年は優勝しましたが、2013年はウェットコンディションで良いレースが出来ましたし、昨年は表彰台を争っていました。ベストを尽くしたいと思いますし、ここでの優勝は良い結果になると思います。」

 

Q

「マルク、あなたは昨年オーストラリアでニッキーの最後のチームメイトでした。あの時はダニの代役で彼が走ったわけですが、彼についてはどのようなことを覚えていますか?」

マルク・マルケス

「彼は自分はレプソルのKTMの125ccチームにやってきた2008年からの知り合いですが、昨年のオーストラリアでも本当に素晴らしい時間を過ごしました。日曜にオーストラリアで凄いパーティーをやったんですけど、あれは楽しかったですね。かなり飲んで、彼と確か朝の6時まで起きてました。先程ヴァレンティーノが話したように事故は本当に悲しいです。それに想像もしていませんでした。毎週末バイクレースで大きなリスクを背負って走っているのに、こんな事が起きるなんて想像もしていませんでした。彼の家族のために祈りたいと思います。」

(Photo courtesy of michelin)