欧州10拠点でマスク、医療従事者向け防護フェイスシールドを生産
ミシュランは欧州で感染拡大が続く新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、欧州10拠点で使い捨て用と再利用可能の2種類のマスク、医療従事者向け防護フェイスシールドの生産を開始する。
マスク、医療従事者向け防護フェイスシールドは事業展開する国々の医療機関や従業員に提供する予定となっており、使い捨てマスクは欧州10拠点で毎週約40万枚を生産、これを順次増産していく。再利用可能マスクについては5月までに週100万枚、6月には週500万枚のペースでの生産を目指している。再利用可能マスクは洗浄可能、交換可能なフィルターにより100回まで使用が出来るため、6月時点の週500万枚の生産は、使い捨てマスク5億枚に相当する。
また、ミシュランの母国フランスの病院からの要請で医療従事者向け滅菌可能なポリカーボネート製フェイスシールド（防護マスク）の製造も開始し、4月中旬以降には外部委託生産で1万枚を生産していく予定。ミシュランはこの他にも人工呼吸器、医療機器部品、医療用クッション、手の消毒剤などの生産プロジェクトにも着手しており、行政、業界団体と手を取り、ウイルスと戦っていく。
（Source: michelin）
（Photo courtesy of michelin）